ご機嫌麗しゅう💙✨
スマラの数日間、本当に色んな事を教わった。
たぶん私は旅に出ていたのだ⌒(ё)⌒
体力や未知の妄想不安などあったけど出演者とスタッフさんが心強い味方でやってこれました。

お客様からの多くの反応が
「何か言い表せないんですが、すごく良かったです。
難しかったけど(から)またもう一度観たいです。」
シンプルに嬉しいお言葉。
そう、観る人の心のイマジネーションを掻き立てるには少し難解の方が観甲斐があるかと。
人は初めて観たものについてを説明する言葉が中々が見つからないものだ。
そして私は単純な踊り役でなく、芝居を踊りで表す表現者になっていた。(と思う)

正直なところレ・ミロワールの芝居の写真やサイトだけ観ると想像がつかなかったり、世界観についていけるかと思ったりするでしょう。
私は中身あるものをやりたいので、それなりに高い意識のものを引き受けます。
(因みに、レ・ミロワールはどこかと合併している劇団ではなく、唯一無二の幻想劇集団です。)
当初私は、ルイさんの切実な誘いに応えるだけ、と思っていた。(なんて不覚な野郎だ!)
けど皆さんと時間を共にするにつれ、お客様の為だけでなく共演者やスタッフ全ての為にも尽くすという事を改めて身をもって学びました。
皆でひとつのものを造り上げるとゆうのは、小さくも大きくも各々が責任者でありました。
責任はいつも感じてやっているつもりだったけど、これまでに無く責任を感じながら挑む様なステージでした。
(大縄跳びの100人目最後の人のような。。ね)
大事な部分では自分を信用しているので大丈夫。

さておき、ここのところ多い
「コラボ」
お稽古に何度も通い、皆で台本を抱え通しを行いスタッフさんとも相談したり。
アーティストさんの場合はバンドの方々とスタジオリハをしたりと。
人が集まれば、大きなものが出来る。
作品も大きくなる。
当然、ひとりの力では魅せれないものや相乗効果を出すには身になる練習の他、冷静な判断やセンス、高い意識が問われる。
そして学んだ中で重要な事は、予測。
各々が他のキャストさんの動きを予測し、トラブルを防ぐとか。
ある程度の動きは決まってはいるけど生身の人間なので必ずしも毎回同じとは限らない。
この台詞の間にこれをするとか、これを言ったらこの位置にくるとか、こう言ったらこれを頂戴とか。
更には6秒の間に、これを脱いでこれを取ってくる、とかそうゆう次元で。
それを1時間40分やる訳です。
器用さと集中力が無いと務まらない分野ですね。
踊りシーンの為にステージスペースをけっこう空けて頂いたのは有難い。
ダンスもそうだと思っていたけど、芝居は非常にナマモノで繊細。
ルイさんの手掛ける作品は特に。
私を崇めてくれる彼女のひたむきな次元違いの耽美を研究する姿や努力には呆れる尊敬と可愛らしさが微笑ましい。(私の中での最高の賛辞です)
これだけ数日間共にしたのでキャストさんそれぞれに感情が芽生えてしまいました。
ロレンツォ役の中川ともちゃんは、本当に気持ちの良い人で全く湿度がない(笑)
丁寧、やさしい、頼れる、そして男前。
おはようございまーす、とサラッと入って空気を明るくしてしまう存在だった。
役柄も関係していたかもしれないけど、天性のものがあるんだろう。
スーっとバリアなく懐に入れる感じ。
ベリーダンサーとゆう肩書きもあり話す回数は多くさせて頂いた。
地下鉄階段でエレベーターが無いとか言ってる私の重いキャリーを無言で持ち上げ運んでくれた。
そうゆうひと。男以上に男前。
良い巡り合いだった。
今回で活動休止する、メロエゆうちゃんは何年かのお付き合いで当初から美形で妙な魅力のある子だった。
私が観た芝居の中の彼女は存在感が大きく彼女が出てきたら空気を変え、演技をする目力がとにかく強い。
顔で芝居をするって感じです。
特に動かなくても個性派で得だ。
復帰をいつでも望む。
プレゴン役の小池さんは、お互い動物の役同盟で湧いた。
馬の仕草や従順さが滲み出て素晴らしい声で2役を見事に務めていらした。
オフは非常にまろやかな方で、私が興味を引いたのは47都道府県を和太鼓を積んだ自転車で一年チョイかけて一周し、ライブをしたという。
さぞかし日本の色んなものを見ただろう。
リシディスの中村ナツ子ちゃんは
可愛い魅力の溢れる役と思いきや、突如とり憑かれた演技シーンの高低差が際立ち、ゴスをやっている私は舞台袖で何度もニヤけていた。
オフではお若いのに先輩をたて、意外と物知りで今後も色んなところから役が期待されそう。
ミュルテの里仲景さんは
器用に色んな役目を率先してこなしていた。
役以外にも楽器も扱い、この様な方は非常に重要で貴重だ。
なっちゃんの取り憑かれた台詞の後に更にヤバイ感じでドスの効いた声で景ちゃんが亡霊の如く登場してくるシーン。
気持ち良いぐらい成りきっていた。
舞台袖で観ていた私の脳裏から当分離れないだろう。
あの青い闇のシーンはゴシックベリーを始めた当初を思い出す情景でもありました。
テライラ役の麻生ウラさん
彼女は私がレミロワールの芝居を観に行った時から注目する人だった。
華が有り、華麗なダンスと声と存在感。
彼女が私の存在を知ってくれていた事にも嬉しく、やはりご一緒したのは導かれし時が来たのかもしれない。
ボディメイクに詳しいのも美意識の高さを感じた。
フルート奏者のまどかさんとは、音楽的な話でとても良くさせて頂いた。
役者、ダンサー、楽隊と三役の人が集まったけどやはりダンスと音楽は密接でその上、感覚の合う方だったので救われた。
音大卒なのに気取りなく(どんなイメージだ)天然の面白い方で、何度も彼女の言動で現場が湧いた。
何だか定期的に会いたくなる様な人自体にクセになる魅力の方だった。
そしてダラブッカのしんたさん
いつもは頼れる兄さんだけど、この現場では一人のキャスト。
滅多にこんな位で出演する事はない、とご本人が言っていてフルート同様に、より物語に深みを入れる背景音まで色んな楽器の装備でこなしていた。
彼の自然体で馴染みの良さと器用さはもっと他でもお誘いされる事を望む。
そして怪鳥役のわたし。
ドラクエの世界観をかんじる。と呟いたその感覚伝わるでしょうか。
ルキウスを案内するため飛び立つ時に舞った音楽は
ヴィターリの曲です。
(ルイさんとまどかさんの選曲)
フルートとダラブッカのコラボも違和感なく、面白かった。
生演奏ならではの味や毎回違うニュアンスを楽しんで踊っていました。
全体グルーヴした時は気持ち良いですね。
この曲は脳内リピート率高しですぞ。毎晩魘されていた。
これは配布されていたパンフレットに記載されていた、ルイ様の御言葉↓
出会った当初拝見したステージで大きな翼を手に現れたMayuさんの姿にスマラを重ねてみていた‥‥‥‥以下、略。
なんだ、こんな事書いてくれていたのか。
終わってから知ったよ。
ルイよ、君はそのまま芸術と心中し消えていくような儚いオーラを身に纏ってみえるよ。
この芝居がまたあるとするなら、何かが変わるだろう。
私は新たに自分の辞書に無いものを追加させましたφ(..)
スタッフさん達も女性。
気が利くし、気持ちを汲み取ろうとしてくださる姿勢が女性ならではの現場空気で、しかも気さくに頼れる。
今回の芝居で拘っていた点は
照明以外は全て人力で味のある古代劇さながらの魅力を楽しんで頂きたいと。
しかも沢山スタッフがいる訳でなく、最低人数でやりくりをしているのです。
無いとなると人間って考えるし、そのギリギリな感じも芸術的。
贅沢は敵。
さあ、そんなお芝居のDVDが発売されます。
今夜はそっと寄り添う神聖な物語が観たいな
なんて日の為に永遠にご自身のお手元に。
グッズも立派なパンフレットなどご用意。
キャスト其々のプロフィールやコメント、プチ雑学、稽古場写真など。
色合いも素敵に内容を物語っています。
台本まで販売しているそうだ、、
どこかの演劇部や劇団でやっても面白そうですな。
スマラ役は中々おらぬと思うけど(笑)
(謙虚になりたい。。。なれ。)

#夜を喰むスマラ 公演ダイジェスト映像を公開!
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愛しい時間よ
Adios✨

