しとしと降る雨は、恋文がよく似合う……。
雨の日の‘間’と云うものがいい──
そう云った、あるひとの言葉を想い出す。
例えば、街中のカフェでぼんやりしていると、
傘を差すひとりひとりに、私はちいさな物語を感じてしまう。
無口になることで、ひとは何かを含ませ、やがてそれは、
無音の物語を燻らすのかも知れない。
そう、貴女から頂いたお手紙からも……。
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オーダーのお人形が旅立ち、その女性からお手紙を頂きました。
20歳近くも年下の方から、‘好きです’なあんて
告白を受けたのは、本当に初めて……うふふ。
お人形のご感想を、自サイトの【guest's voice】のページへ
掲載させて頂きましたけれど、
ここでは、そちらで触れなかったことを少し。
おっしゃる言葉のひとつひとつが、視線が、好きです。
人形に対する考えが、その揺るがない姿勢が、好きです。
常に、何か次のものを真摯に見ている、その姿勢が、好きです。
……参りました(苦笑)
人形を始めるのにあたって、私があえて独学を選んだのは
‘みっともなく足掻きたかったから’です。
あのとき、胸に刻み付けたものは、今も変わっていなく、
さらに、決してカッコ良いものではないのです……。
どろんこになりながらも、私から生まれたお人形たちは
蓮の花のように美しく、気高くあることを祈っています。
Nさん、私からも愛を込めて──