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波乱なサハラ

Ahlan wa sahlanようこそ“波乱なサハラ”へ
エジプトはバハレイヤオアシスの小さなバウィティ村での波瀾に満ちたサバイバルな日々をつれずれに

10月に入ってからオアシスは急に冬の気配。

"秋の"と言いたいところですがどうもオアシスでは夏と冬以外のカテゴリーがないようで…

夏には風通しの良い玄関前で寝ていたのが部屋で寝ないと寒くなってきました。でも日中はまだまだ汗ばむ陽気。

夏には給湯器のない我が家の蛇口からお湯が出てきていたのが水が出てくるように。

夏には姿を消していた私の宿敵"蚊"がどこからともなく現れるように。

冬になると過ごしやすくなる砂漠が恋しい今日この頃。
ちなみに砂漠には蚊も姿を表しません。これ嬉しい。
先日イスラームの一大行事"イードル アドハー(犠牲際)"を無事終えました。

イードル アドハーでは各家庭で羊や山羊、牛などを屠るのですが我が家には山羊が一匹やって来ました。

メーメー鳴き声がするので出てみるとそこには育て親のアハメッドさんと夫、そして可愛らしい山羊が。

次の日に屠ると聞いていたのに "じゃあいーい?"と慣れた手つきで事を進めるアハメッドさん、そして手伝う夫。ただただ眺めるだけの私。

なんとゆうか奇妙な感じで、残酷とか可哀想とかそういう感じはしませんでした。あぁ肉を食べるっていうのはこういう事なんだなぁと妙に納得がいったというか、生きるってことはこういう事なんだなぁと身が引き締まったというか。

この日すでに10匹以上を屠っていたアハメッドさんは"スプハーナッラー マーシャアッラー"と神を讃え、素晴らしいよねと取り出した肺に空気を入れて膨らまして見せてくれました。

そこまでの余裕はまだありませんが数時間後には冷凍庫に山羊の頭をしまい、ドアマットになるであろう山羊の皮に塩を揉み込み、夜には美味しく内臓を食す私。

自分で山羊を屠れる日が来ちゃったりするんでしょうか?いずれにしてもまずは鶏から。


クッル サナ アントム タイエビーン 今年も皆さんにとって良い年でありますように

今月13日にカイロからバハレイヤオアシスへ向かっている観光車両4台が幹線道路から外れた砂漠でエジプトの治安部隊に誤って攻撃されるという事件が起きました。
メキシコ人観光客の方を含む12名が亡くなられ、10名の方が負傷されたと伝えられています。

まさか自分が暮らすオアシスの近くでこのような事件が起きるとは思ってもいませんでした。

ショックですし残念でなりません。

さらにその後在エジプト日本大使館領事部より届いた注意喚起のメールでは西部及び南部の全ての砂漠への不要不急の渡航は避けるようにとの文言があり、事件後当然のことなのでしょうがオアシスでは変わらぬ日常があるだけにやはり残念です。

かといって事件が起きた砂漠と白砂漠は別の場所なので安心してツアーに参加してくださいとも到底言えそうにありません。

私自身気持ちの整理がいまいちできていない状態ですが、私が知りうる砂漠ツアーの現状について書いておこうと思います。

□事件の数週間前より白砂漠へツアー行く際にはバハレイヤオアシスの警察への届け出が必要になっています。旅行者のパスポートのコピーも合わせて提出するようです。

□ 数日前にバハレイヤオアシスのツーリストポリスより砂漠へのツアー(白砂漠も含め)は控えるようにとの連絡が入っています。入域禁止という公の通達では無いようで、その後も白砂漠へツアーにでたグループがあったようです。

□9月22日現時点では白砂漠へツアーで行こうと思えば行けてはしまいます。

行けてしまうのが現状ですが私の方(Egysahara)でのツアーアレンジは休止させていただきます。