先月より、八王子市立浅川小学校にてヴィーガン給食が実施されており
話題となっておりますが
アレルギー対応給食として、2015年より茨城県で実施されていることを
今回の発信にて情報をいただけましたので
素晴らしい取り組みのご紹介をさせていただきます。
この取り組みは、皆さんもご存知のT'sレストラン代表の下川さんが
2013年から働きかけ2年かけてようやく取り入れていただけたそうです。
以下、取り組みの内容と新聞記事の画像をいただけましたので
添付させていただきます。
2015年1月26日より30日
つくば市で「みんなで食べる学校給食の日」を実施
約22000人の子供たち先生が同じものを食べる日となり、
T'sレストラン提供のカレーを食べた
→この様子を茨城県のテレビや新聞各社で紹介される。
2016年1月28日
御殿場市で「みんなで食べるごてんばこめこカレーの日」を実施
市内の小中学生8000人以上が7大アレルギーを除したT'sレストランのカレーを食べた
一緒に参加した御殿場市長が議会冒頭演説で、就任してこんなうれしいことを味わったの初めて!と語ったそうです。
→この様子についても、その日の夕方のテレビニュースや新聞で紹介される
東京新聞
2015年1月23日 学校給食実施前に新聞で取り組みについて紹介される
つくば市は3年間(2015年から2017年)
御殿場市(2016年から毎年)
常総市(2019年から)は毎年
時代に合わせて、ヴィーガン給食という名前ではなく、「7大アレルギー除去給食」として
提供されていたそうです。
2020年度下記の内容で実施されております
●2020年7月10日
●2020年11月18日
●2021年1月28日
参考記事
常総市
●2021年1月22日
参考記事
年に1回でも2回でも実施が継続されていらっしゃることは本当に素晴らしいことです。
子供たちも、みんなで食べられる給食を体験することによって
普段から一緒に味わえない子たちに寄り添える配慮、思いやりの心を感じ取れると思いますし
みんなで食べられる美味しい食事があることを知ることができます。
ヴィーガン=アレルギー対応ではありませんが、
乳製品・卵アレルギーのお子様が多い中で、
ヴィーガンであれば、食事もスィーツもヴィーガンで楽しむことができます。
私自身も、2009年6月よりヴィーガン生活をスタートしました。
その頃から体に優しい食事を知っていただきたく発信し続けておりますが
私の目標や夢が、学校給食、そして社員食堂や学食にヴィーガンメニューが取り入れられることでした。
いつの日かそんな時代が来ると信じておりましたが、
1日でも早く、実行していただける学校や企業が増えることを願って活動しておりました。
私自身には何の力もありませんが、
こういった取り組みをしてくださってる方々がいらっしゃることを発信して
多くの方に知っていただければと思い活動しています。
八王子市立浅川小学校でも、3年前からみんなで一緒に食べられる「エブリワン給食」を毎月実施され
今回のヴィーガン給食に至ったわけですが
校長先生と栄養士さんのお考えで、実施することが継続されており、
定期開催、いわゆる毎月手作りの給食を栄養士さんが献立を考えて実施していることは
初めての試みだと思います。
T'sレストラン様の働きかけ、茨城県での実施、そして浅川小学校での月一の実施。
それぞれに素晴らしい取り組みであり、なかなか他校ではできないことを先駆けてやってくださっており
それはリスクも伴い、非常に勇気のいる行いだと思います。
どうかこの取り組みが、多くの方々の目にとまり
「できないことではない」ということ
やる気になれば公立でも実施が可能であることに目を向けていただき
学校給食の革命、子供たちに本当に必要なものだけを取り入れてもらうこと
ヴィーガンだけではなく、食材をオーガニックに変えていくことも含め
見直しをしていただきたいですね。
どのように実施すればいいかなどのご相談は、いつでもご連絡いただければと思います。
日本ヴィーガン協会
代表 室谷真由美
問い合わせ先