福島から避難してきていた二家族が一ヶ月半ぶりに沖縄から
帰ってきた
松阪駅に下り立ったあの子達は、沖縄の太陽をいっぱい浴びて
真っ黒に日焼けしていた
言葉数の少なかった空ちゃんは、よくしゃべり、笑顔が増えていた
おんぶに抱っこだった命くんは、小さな足で歩くようになっていた
血のつながりもない子達なのに、なぜか親しみを感じてしまう
沖縄に夢は無かったのだろうか
沖縄で希望は見いだせなかったのだろうか
今度は 九州、大分を目指して旅立つのだという
ウチに置きっぱなしにしていた車に積めるだけの荷物を詰めて・・・
原発の怖さを、できるだけ多くの人に知ってもらいたい
福島に残っている人たちの苦痛を解ってほしい
あの子たちの思いは大きいが、まだまだ力は小さい
その小さい力がいくつも集まり、やがて日本を動かす程の
大きなパワーになることを信じて
また、旅立っていった
避難してきた当初と違い、今回の再会は皆で写真を撮る
気持ちの余裕ができた
心配する気持ちも楽になった
あの子達は、自分の生きるすべをちゃんと心得ている
・・・強い・・・
ひとり・・・じゃないから・・・
この先、何処に落ち着くかは分らないが
夢と希望を求めて旅立っていったのではない
夢も希望も、あの子たち自身が・・・持っているのだから・・・
訴えたのだそうだ・・・
