経験を積み重ねていくと | 不登校を解消したいママのための3つの法則

不登校を解消したいママのための3つの法則

不登校って、子どもへの関わり方やもう1回自分の生き方を考えるチャンスをくれるものだなって思います。

一番大切な人にもっと笑えるように♡

あなたの握りしめている思い込みをほどいていくと、世界が変わってきますよ。


こんにちは、こが まゆ です。



子どもが高校生の頃に、こんなことを話してくれました。

 

 

「俺は鈍行だからさ〜、コツコツやっていくしかないと思う。」

 

 

鈍行列車かぁ。



小さな駅でも停車してゆっくり行く列車ですもんね。

 

 

 

 

急行や快速、特急に比べたら、一駅一駅止まりますから遅いですね。

 

 

周りと同じようになりたい。



周りと同じように進みたい。

 

 

そう思ってがんばってみるけれど、周りと合わせようとすると自分自身が疲弊してしまうことを、なんとなく感じていたんでしょうか。



まあ、中学はほとんど行ってないですからね〜。



鈍行列車に対して、



「遅いよ!もっと早くした方がいいよ!」



「そんなにゆっくりしてたら間に合わないよ」



急がせたところで早くなるわけでもないですしね。



ただ、鈍行列車には鈍行列車の良さがあります。

 

 

足早に流れてしまうであろうその風景をゆっくりと感じることもできます。

 

 

その年齢だからこそ、じっくり感じられるものがあるかもしれない。

 

 

そこに新しいご縁があるかもしれない。

 

 

そのご縁から考えもしなかった未来が広がるかもしれない。



プラスとマイナスはセットです。



否定したくなる部分を具体的にして、その裏にある良い部分も知っていくこと。



親子で歩調を合わせて、ゆっくり歩んでいったらいいですね。


 

そっかそっか。



コツコツ大事よね。



と、回るお寿司を食べながら子どもの話に耳を傾けました。

 

 

わが家は、車中や回転寿司に行くと自分の思いを語ってくれる割合がなんとなく多い気がします。

 

 

周りのざわつき加減や空間が話すにはちょうどいいのかもしれませんね。

 


さて、



ゆっくりタイプの息子は、



コツコツと学校の提出レポートに取り組み、行事では自分が出来ることに精を出してきました。



目の前のことに集中していたら、



進みたい進路がうっすらと見えてきたのでしょうか?



今度は、



今の自分は飛行機に進化したかもしれない?



そんな例えで自分の心境を語ってくれました。

 

 



おもしろいなぁ〜と思い、話を聞いてみると、


飛行機ってさ、飛び立つまでには、


メンテナンス、大量の燃料、長い滑走路、いろいろと必要だけれど、一度飛び立ってしまえばその後は目的地に向かってすごい加速で進むよね。
 

「オレはさ、やっぱたくさんの人に支えられてお世話になって、ここまできたわけよ。


知識にしろ、時間にしろ、お金にしろ。


けっこうかかってるよね。


この先どうなるかはわからないけど、自分の感覚でだんだんと動けるようになってきたからさ。」


そんなことを話してくれました。


(自分の葛藤を客観的に見て、素直に言葉にできる子どもに感動です。)


自分の今やるべきこと、出来ることを探してやっていった結果、


自分の感覚がわかってきて飛び立てるイメージが少しずつ膨らんでいったんでしょうね。


さて、


当時、自分の感覚でだんだんと動けるようになってきたと言っていた子どもの現在の様子は?というと、


勉強が、実習が、むずかしい〜と、赤点を取ったり、弱音を吐いたりしながらも、


コツコツやり続けるスタイルは変わらず、


なんとか専門学校3年生になりました。


今年度は国試受験も控えています。


私はきっとやきもきするでしょうが(笑)


私のペースを守りながら、子どもを見守っていきたいと思います。

 
あなたのお子さんも、滑走路で飛び立つ整備・準備をしている段階なのかもしれません。
 

親としてはもどかしいかもしれませんが、温かい眼差しで見守っていきましょうね。