81歳、要介護2、独居の母
何度となく書いていますが
持病やその他で入退院や外来受診を繰り返したり
訪問診療も受けていたりで
かなり医療のお世話になっています。
高齢になると病院通いも多くなり
相当な医療費がかかるのでは?
と思われるかもしれませんが
そんなことはないんです。
日本は『皆保険制度』で
もともと、健康保険で医療費の負担は1〜3割です。
※厚生労働省HPより
それでも高額な医療費がかかることがありますが
『高額療養費制度』というものがあります。
母は年金収入のみ、住民税非課税世帯です。
ただでさえ1割負担な上に
高額療養費制度により上限がなんと8,000円/月
入院しても上限が15,000円/月。
※入院時の食事代や差額ベッド代、保険外治療等は別です
母は指定難病持ちなので
「難病法」により、医療費助成の対象となるため、
「特定医療費受給者証」を交付していただいており
この難病関係については、上限が5,000円/月。
で
母の外来や入退院にはいつも私が付き添い
支払いはいつも私が(もちろん母の財布から)
しているので、明細書は目にしているんです。
見ると、自己負担額は1割どころではないことも良くあります…
何十万するはずの薬を処方されても
自己負担は数千円……
入院すると、
大抵、ニ桁万円後半か三桁万円なのですが
自己負担は大抵5万円未満、10万円なんて超えたことは記憶にありません……
という現実を目の当たりにしてしまいます。
初めて実感したのは、8年前に約3ヶ月入院したのに、退院時まとめて支払った金額が確か5万円位だったんですよね…こんな言い方はなんですが三食付きで3ヶ月5万…家賃より遥かに安い金額に驚愕したのですよ…😱
はっきり言って
3割負担の我が家の方が
毎月の医療費はかかっている位ですよ。。。
こういう状況を見ると
高齢者はお金がなかったとしても、病院にかかることにはとても優遇されていることを実感しています。
どれも申請しないといけないため、情報を知らないとか面倒くさがって申請しないとかいう人もいるかもしれませんが…
母は非課税世帯でお金がないので
大変ありがたい!!
ありがたいけれども…
この高齢化社会
こういう高齢者はとても多いんだろうなと
想像がつきますよね、そう思うと…
これじゃあ、健康保険は赤字になりますよね。。。
国民皆保険制度が破綻してもおかしくないのでは
すっごく複雑です
そして、この制度
私達アラフィフ世代以降が後期高齢者になる頃に
同じような内容が享受できるとはとても思えない……
すごくモヤモヤしてしまいます……