81歳、要介護2、独居の母。
母の独居を支えてくれている体制の1つに、薬局の訪問があります。
母は一人で外出ができません。
ですので、外来通院や訪問診療で薬が処方された時に薬剤師が訪問してくださるのがとても助かっています。
訪問医とは直接のやりとりですし
外来通院の際は、私が処方箋をLINEで送ります。
すると
訪問してお薬カレンダーにセットまでしてくれ
薬の重複などがあっても管理してくれます。
母の家の近所なので
本当に臨機応変に対応してくださり
とても感謝しています。
で
先日、緊急搬送された病院を退院した時のこと。
もともと
持病で2か月に一回通っている総合病院があり
そこで大量に薬を処方されているのですが
緊急搬送された場合は
入院中は薬は持ち込み禁止ということらしく
「母の家から薬を持ってきます」と言ったら、上記の理由で断られました
入院中は、お薬手帳を見て
すでに処方されているものと同じものを
その病院で処方されていたのですが
退院時、どういうわけか
その薬たちも2週間分処方されて渡されました
家に帰れば
お薬カレンダーにも同じものが入っているのに
いったいどうすれば???
そこで、薬局に相談したところ
家に来てくださいまして
新たに増えた薬と一緒に
お薬カレンダーにセットし直してくださり
いただいた2週間分の薬も
一旦持ち帰ってくれることになりました。
↓この時のことです↓
作業中に
薬剤師さんとちょっと雑談をしていたのですが
その薬剤師さん、男性で若く、おそらくアラサー位。
薬剤師って人手不足なんだそうです。
総合病院の薬剤師は、わりと時間通りに帰れるけれど、お給料が安いそう。
薬学部は進級・卒業も大変で国家試験に合格しなくてはなれない専門職ですよね、
なのに、お給料が安いと聞いて驚きました
こういった訪問がある薬局は、総合病院よりお給料は高いけど、人手不足で残業も多いと。
(母の家にも18時以降にきてくださっていましたし。)
私:
「薬学部って今は6年ですよね、学生時代も大変だったんじゃないですか?」
薬剤師:
「すごく大変でしたね、試験の前には10時間勉強したり…今よりも今までで一番大変でした…あの頃(大学時代)にはもう戻りたくないです」
「留年も多くて、毎年毎年同級生が減っていくんですよ」
同じ理系でも、ゆる〜い学生生活を送っている我が子とは大違いね…苦笑
やっぱり薬学部って大変なんですね…
だってあんなにたくさんの薬の知識があるだから当たり前か…すごいなぁ…
私の親世代は「薬剤師」って将来の職業として娘に勧める人が多かった気がします。私は当時全く興味がなかったので考えもしませんでしたが、子どもが幼稚園以降にパート薬剤師の高時給(地方でも普通のパートの倍以上)を知って、「親が勧めたのはこういうことか…主婦のパートとしてはすごくいいよね」「手に職ってやっぱり強いね」なんて友達と話したりしました。でも、そうなるにはやはり相当の努力あってのことですね😊
薬剤師もだけど、看護師や介護士など、これからすごく必要とされる仕事が人手不足で、特に介護士は給料も低いので、何とか待遇が良くならないですかね、って話していました。
母が要介護となり、本当に色々な医療関係・介護関係の方々に支えられているのを実感しています。
これからますます高齢化社会となっていくわけなので、そういう職種の方々が報われ、なり手も多くなってくれる社会になって欲しいものです。