警察学校から上原頼音(ライト)と内田希(アキラ)巡査は、愛予県警に配属される。

それぞれ愛予管内の東口交番、西口交番が職場実習場所になる。

新任巡査の二人が愛予署の闇に翻弄される内容です。



愛予県警は、三百人以上、本多所長(いわゆる警察家族の父)の元で

ライトは、東口交番


新人は、交番に行く前に、所長室の掃除をする。

管内では、七年前に女子生徒行方不明、今年の四月、九月と

連続で行方不明の事件が発生していた。

所長室にその三名の女の子の写真が置いてあった。


初日から交番の先輩たちに、頭の中であだ名をつける。

だるま、ゲーハー、レンジャー、王子、姿が見えない黒川巡査だけは、ボチボチ

自分を入れて六名

自分は、新人だからワナビー巡査と呼ばれる。


初日からの二十四時間勤務で、立番、見張、警ら、巡回連絡、二人一組での三交替制基本勤務があり、ライトはなかなか先輩の思い通りに行動が出来なく、

交番の机の上で腹這いになり、懲罰ぽいような腕立て伏せをさせられていた。


最初の夕飯の手配を忘れていたライトに、先輩から新人歓迎蕎麦が届く

なんとこの蕎麦には、新人に対する愛情のような意味(蕎麦は、三ヶ月で実になって収穫が出来るが扱いはデリケート)

新人の実習職務は三ヶ月の中で、この期間で、恥ずかしくない警官に育てるという

怖い先輩からのエールのようなものを感じました。


ライトが色んな失敗をしながら教育されている最中に、

一方の西口交番配属の内田希(アキラ)は、美人でコンピューターのような性格で、感情を表に出さずに、淡々と業務をこなしていた。


お互いに先輩に見守られながらの新人教育を受けて成長する内容と思っていたら

なんとなく想像する内容とは、全く違う結末で、


新人、古株、関係なく、生命の危険は隣合わせに襲ってくる。

犯人のずる賢さと、

この犯人を捕まえる為に脚本を描いた

面々たる人物


新任巡査は、生命がけの仕事をして、やり遂げてしまう。


ライトは、警察学校の卒業式で、若い警視にワイエスという画家が、描いた「一九四六年の冬」という作品を用いて

(家族の父が亡くなった時に人生の転機があり、父の死は無駄ではないことを証明してみせる)

という意味を聞かされる。


ライトの決意が変わる瞬間だった。


ライトとアキラ(実際は壮絶な運命を背負されて名前を変えていた)は、

組織(家族)という駒に驚らせれながら

それぞれ事件後の身の振り方を決意する。


警察組織という縦社会(家族)の内部の深い恐ろしい世界を見たような内容でした。