司馬達(とおる)、二十五歳は、愛予県警察本部公安課長に任命される。

部下は六十七名、全てベテラン勢ばかり、この県では、謎のカルト集団「MN」の本拠地がある。

赴任早々に前課長が殺されるという、信じられない知らせが飛び込んでくる。

前課長の仇打ちも含めて、県警総力で「MN」に挑む内容です。




1999年7月に任命を受けて愛予県警公安課に入った司馬達は

宇喜多前課長の死因が謎のカルト集団「MN」(第二のオウム、治安攪乱要因)が研究している「キューピット」によって殺害されていたと断定する。


着任早々の儀式や挨拶回りや歓迎会が、十九署ある初度巡行などの恒例の大変さがあり、

一人の重役の移動がこんなにも大変だとはビックリさせられました。


階級によって与えられた部屋の豪華さに加えて、愛予県の愛予城の偉大な姿が部屋から拝められる眺めがあり

目視で見られる大きさが、

絶対にこの上級幹部にならないと見ることの出来ないという

暗黙の秘密は、とても興味深いです。


現在が1999年、来年2000年「YK2問題」(コンピューターが今は99年、来年は00年という認識にしか対応出来ない)

あと5ヶ月の猶予期間に、テロによって日本が乗っ取られることだけは避けなければというMNの本拠地である警察公安課の意地と、

カルト集団の隠れた黒い思惑のなかで、騙し合いの攻防戦があり、


読み応えがあり


全く想像とはかけ離れた真実も隠れていて

長編ながら次から次へとドキドキする内容でした。