樋口和子(ワコ)は、六歳の時祖父、徳造のたった一つのどら焼きを食べて、風景が広かった記憶があり、

それ以来頭から離れずに、いつか絶対にこの味を再現したいという思いが強くなる

ヒントは徳造の一言「マムロ羊羹のおかげ」という言葉を残して徳造は、次の日、倒れて亡くなる


お菓子職人を目指し、浅草にある奥山堂の門を叩く。




1993年(平成5年)4月ワコが奥山堂に勤めて一年が過ぎた


ワコは、徳造のどら焼きを食べた時の風景が、「波がゆっくりと波を押すような大海原の景色」と表現して春の訪れのような表現をしていて

そんなどら焼きがあったら

是非食べてみたくなります


ワコの努力と根性で、女菓子職人が珍しい時代に、菓子のコンクールに挑戦して優勝するシーンには

感動をもらえました


徳造の海軍時代で、宇宙戦艦ヤマトなど、海軍兵たちに食糧を届ける「間宮艦隊」という「特務艦艇」という給糧艇に配属になり200名のなかの一人で、

お菓子を作る職人として働いていたことが分かってくる

そこで「マムロ」と違い「間宮」だったと聞き間違いだったと認識する。



徳造の過去をワコが調べいる内に、与えられた任務から逃れられなく

上下関係の厳しさや

残酷な運命が待ち受けていて、


戦争というあまりにも残酷な試練が現実に起こったことは、

涙が止まらなくなります。



ワコは徳造の過去を知り得たことで

試行錯誤しながら和菓子の餡子の世界を無限に広がっていくようになる


生命力を感じながら、普通に生活出来るありがたみもあり

戦争の怖さと餡子の甘さの調和がある内容でした。