集落大百舌大字柳原字川田、住人は五百人、年寄りが多く、九世代が内部落、それ以外は外部落

内部落で育った高校生の奈穂は、

閉ざされた集落の直系の血筋を持つ子供である

年寄りが大事に守っている村のあらゆる所にあるお地蔵さんがある

他所ものを引き入れた為に村の掟が侵されてしまう。




村の『盂蘭盆会』という行事、語源はインド、逆さ吊りという意味がある

審判の日、悪人には恐ろしい裁きがくだる。


盂蘭盆会の数珠廻しに初参加した16歳の菜穂と8人の年寄りのお婆さん達

ちなみに母親は他所ものだから入れてもらえない

怖くなるような光景だなぁと想像してしまいました。


その怖さは徐の口で、

他所者の菜穂の同級生の女の子、亜矢子が持ち込んだ災いことが想像以上で、

内部落の年寄り達を巻き込んで

逆さ吊りの女が盂蘭盆会に家には入りこんでいた理由も理解していたように感じました。

お地蔵さんに対する思いが、

180度ひっくり返ったような怖さが残ってしまいました。



菜穂が

一人で広大な土地を任されて、

畑には『サニーショコラ』という生でも食べられる白いトウモロコを土作りから始めて、甘さを調整する為に間引き加減も考えて育てる

中学生の頃から後ろ姿の写真を添えて

道の駅で販売している

収益は全て将来の自分の為に貯金をしているという

農業の地道な日々の草取り、害虫駆除、災害からのやり直し、

商売としては利益はわずかなのに、土地を守る為に続けている


農業のたいへんな苦労が

とても良く伝わってきました。



生まれ育った環境から逃げられない

郷土に対する苛立ち、外の世界への憧れ

誰もが抱いてしまうのかも。