南方熊楠は、1882年(明治15年) 15歳、中学生になっていた

人並み外れた好奇心で、山野を駆け巡り、あらゆる事に興味を抱き、動物や植物の採取をしながら

百科事典から抜き書きしていた


5歳のころから自分の中に、二人の自分がいて、頭の中で二人の言葉が時々ささやいてくるようになる


そんな時は、言葉を打ち消すようにどなったりしてかんしゃくを起こして気を失ってしまうこともあり

何かに没頭すれば、声を聴くことが少なくなり

よりいっそうに動植物の研究にのめり込むようになる。


実際の南方熊楠(1867 - 1941年)日本の博物学者、生物学者、民俗学者として名を残す

どのように過ごして

論文を発表していたかという内容です。





熊楠は家業を継がずに、弟が継ぐことになる

弟は幼少の頃に神隠しのような出来事があり、その時に熊楠に発見されて助けてもらったことがある

それから兄のことを天狗の生まれ変わりのように尊敬して、家業を継いでからはずっと

経済的に援助をする。


19歳でアメリカ、26歳でロンドンの南西部クラパムに渡り、研究に没頭するも、頭の中の声に左右されて、かんしゃくを起こして、33歳で日本に帰国する。


熊楠のロンドンでの暮らしが、全く収入源がないのに、研究しながらどうやって暮らしいるのかと思っていたら

弟の仕送りがあることが分かり

この時代に海外に住むこともすごい希だし、

まして仕送りで生活をしている様子は、何となく共感出来ないなぁと思ってしまいました。



帰国してから、那須に入り、静かな人里離れた土地で書物と採取に明け暮れて、二年で山を降りて、二年後にお見合い結婚をする。


またこのお見合い相手の松枝が、熊楠に劣らず賢くて頑固で、変わり者の学者の熊楠をやり込める性格の人で、

こんな人がよくぞ居てくれたなぁと、感謝したくなりました。


研究の成果として常に論文を色んな所に送っていても生活の足しになる収入は得られず、

二人の子持ちになっても

弟の援助を受けながらの生活が続いていたが

兄のことを天狗として崇めていたのに、結婚して俗の生活をする兄のことを

信じられなくなっていて、

兄を突き放すようになる。


ついにこの時が来たなぁ

弟は、偉いよ

家庭が苦しくても、兄優先

「もういいよ」「お疲れ様」

と言ってあげたくなりました。



それからは、熊楠、嫁、子供二人の人生が、180度変わってしまう。



熊楠の万物世界制覇という野望はどうなったのか


終わりはないのかも。