檜木鈴は、小学六年から厄介な物が視えるようになった

赤い服と長い黒髪のコントラスト、黒い血管、広がる瞳孔の女の人の霊がいつもまとわりついてくる。

祖母が亡くなる前に「オイサメサン」の指輪を貰う、その指輪のおかげで少しずつ、霊を視る回数は、減っている。


大宮要の父親は、要が生まれた直後に指切り峠で事故死する

母親は、立ち直れなくなり、「オイサメサン」という謎の団体に入り、財産を根こそぎ注ぎ込んで借金して行方知らずになる。


大人になった要と、大学生になった鈴が出会い、色んな霊に立ち向かう内容です。





六年生の時に鈴の友達の七海が池で溺れてなくなる。

それから、霊が視えるようになり、


その霊の様子が黒い血管や広がった瞳孔といった、恐ろしくて、頭がどうにかなりそうになるのに、

その他にも、

「恨み、憎しみ、増悪、執着、」といった強い思いが『念』になって留まり続ける霊たち

視える人、憑きやすい人を見つけて現れている。

鈴はよく耐えたなぁと、関心しました。



七海が亡くなってから親しくなった幼友達の類が、側でずっと鈴を支えていたことで、鈴自身は救われていたんだなぁと思っていましたが、

本当の類の正体が露わになった時は、とっても

ビックリしてしまいました。



要のお父さんの事故死や

「オイサメサン」という謎の団体に入信した要のお母さんの知らなかった事実が隠されていた。


最後まで

驚かされる内容でした。