会社の寮で壁が薄く防音効果が無い独身寮のアパートに住んでいる
神足友哉(こうたりともや)は、隣室から深夜2:20分になると
「ざああああっ、ざああああっ、ざああああっ、。ぎりっ、ぎりっ。ぐし、ぐし。」
と、
聞こえてくる音に悩まされて
寝不足が続いていた。
ついに隣に住んでいる
中国人の徐浩然(スーハオラン)の顔を見た。
ニュースでは、3人の女性の行方不明になっていると報道されていた。
死体を解体しているような音を聞き、想像が膨らんでしまい、
気になって真夜中に出かける徐の後をつけると
とんでもない物を目撃してしまう。
神足自身も過去があり
自身で隣人が犯人となる証拠を探しはじめる
警察を巻き込みながら、素人の捜査をする内容です。
最初から気味の悪い内容から始まり
少し怖かったですけど、神足が過去を打ち明けることが出来た先輩の矢口と、同僚の大切な彼女、別宮さんの協力があったりして、
刑事の真似事をする素人の捜査が鈍臭く
怖い出来事が、少しずつ和らいでいくように感じました。
神足の寝不足から危険薬品を扱う工場の仕事は、死ととの隣合わせの内容で、
家での出来事、会社での仕事、一日中休まることの出来ない、なんと身体に悪影響を与えている、生き方なんだなと、
同情してしまいました
神足の過去の出来事で、
純粋だったゆえに伴った行動の結果、下された刑事罰と、想像以上の身の上を思うと、
根性だけが生き残こる術なのかと
納得しつつ、大変な過去を背負って頑張って生きている心の内が伝わってきます。
徐の恐ろしい冷淡な仕草や行動ばかりが頭に残り
最後まで予想すらしなかった真犯人の浮上
さすが警察の捜査は、抜かりがないなぁと、関心させられました。