私立探偵の影乃と相棒の雪永は、谷内義光の死体を発見する


二人は、谷内の娘から父親殺しの犯人探しの依頼を受ける

谷内は、蔵主グループの会長宅の窃盗事件の犯人の仲間になろうとしている所で殺されたと分かり

影乃は、蔵主会長宅に行き窃盗を知らせて、窃盗グループと格闘して阻止に成功する。


一方で私立探偵の唐橋美知子は、蔵主会長の長男の清太朗の行方を探して欲しいと依頼を受けたが、会長は窃盗を阻止した影乃を気に入ったのか、一緒にと捜査を頼まれる。


バブル80年代の東京を舞台に影の探偵「影乃」と表舞台の探偵「唐橋美智子」が

違った目線で

蔵主グループに関わる企業乗っ取りの証券不正事件に挑む内容です。





蔵主グループを巡って乗っ取り屋とか総会屋とかが証券会社を巻き込み水面下で

とてつもない命をかけた闘いがあり

そこに窃盗犯が絡んでいたり


悪徳警官のダーティーハリーの針岡がどう関わっているのかが

最初は

よく分からなかったですが、


後半から

影乃がハードボイル的な男前で、かっこよく、恐ろしいことを平気にやりこなしてしまう様子が、

魅力的になり

事件解決したことで、やっと読み終えたなぁと、


2時間ドラマのサスペンスを観ているような気分でひたすら

影乃の活躍する姿を応援していました。