スーパーに勤めて三年目、三上傑(すぐる)には、妹の若緒がいる
普通の兄と妹の関係である。
そんな若緒が、自分の友達である若緒の恋人である大河と車に乗って事故を起こし、若緒だけが後遺症により、歩くのが不自由になってしまう、
その後の恋人、兄弟、両親、友達関係がどう変化して、
毎日の生活がどう影響してしまったのかを描いた内容です。
事故によって若緒が足を引きずって歩く姿を見て、
家族の一人一人の
辛い気持ちの現れで、両親の意見の相違や、気遣う姿を見て
若緒自身の心の葛藤が
痛い程伝わってきます。
傑のスーパーでのパート従業員との接し方にも、妹のことが、気になりおろそかな対応してしまい、
人間関係や指導力の弱さが浮き彫りになっていて
何処でもある話で、
気にすることは無いけど、パートさんの気持ちも分かり
傑の立場も分かり、
職場関係は、難しいなぁと、
「ファイト、ドンマイ」と心の中で励ましていました。
一瞬の判断で事故が起きてしまう
その事故によって加害者、被害者の両方共に
その後の運命が180度左右される
事故を起こしたことで、その代償は一生付いて回るんだなと、改めて怖くなりました。
傑自身も少しヤケになっていたと反省して、自分の行動のケジメとして
最後に取った行動があり
とても素晴らしく、展開の遅さには、少し疲れましたけど、
最後まで読んでいたからこそ、すっきりとした気持ちになって
ほっとました。
近くの河や昔乍らの喫茶店が、心の拠り所になっていて、
のどかな地域に傑一家の家があるんだなと想像できました。
