小学6年生の女の子朋美ちゃんが、誘拐され殺された。
犯人は、3人の少年達だった。
捕まったが、少年法という法律があり、
鑑別所や少年院に行ってもすぐに釈放される。
被害者家族は、加害者の名前も明かされない為に民事裁判を起こし
犯人の実名を知ることになる。
普通の裁判では、法律という壁で隠されていたことが、
民事では明らかになってしまう。
お金が幾らかかるか分からなくても
泣き寝入りをしたくない
絶対加害者の名前だけでも知りたい
という気持ちは、痛いほど理解できました。
民事裁判の名前だけは、知っていましたが、こんなにも違いがあるんだなぁと、
初めて知りました。
4年後
朋美ちゃんの両親は、離婚して父親は行方不明になっていた時、
加害者の二人が殺害される事件が起こる。
朋美ちゃんの学校の元担任だった北原香織に、
少年犯罪を特集に本を出しているジャーナリストの秋山が声をかける
香織は、朋美ちゃん一家に起こった不幸は、自分にあると、ずっと悩んでいたので、
進んで協力を決意し、二人は捜査を開始する。
香織のとった事件当日の行動が明らかになり、
朋美ちゃんのお母さんの倍の辛さが
浮き彫りになっていて、
痛いくらいに同情してしまいます。
泣き寝入りするしかない、被害者の関係者が、毎日の日常をどう過ごしていたのか
と、考えると、
とても心苦しくなりました。
香織は、最終的に自分の身体を使って、性犯罪者に正面から立ち向かっていく。
あまりにも想像からかけ離れていて、
香織の覚悟の強さに圧倒されてしまいました。
罪を犯した少年達は
加害者意識が全くなく、欲求の欲するままに行動する性格から
どんなに手をさし述べても
なかなか公正に導くのは、難しいことだと、しみじみ感じました。
悲しい過去を引きずり、現実に立ち向かった人達の心情が、とても良く伝わってきました。
