17歳の女子高校の自殺か他殺かという記事から始まる。
この高校生の女の子自身の手記、お母さんの主張、二人のそれぞれの母親への思いが、
自分を正当化する考えで語られていている内容です。
台風の為に、家が被害を受けて、おばあちゃんが死亡する。
その後、お父さんの実家に移る。
偏った愛情で育った高校生の女の子の毎日の葛藤する手記の中で
お母さんにとって良いことだと思って行動する様子が、手に取るように伝わってきます。
お母さんは、子育てというより、
おばあちゃんの生死が大きく関係していて、母親に対する母性だけで、
強くしがみついていて
親のいる娘に、嫉妬心の塊のような太くて強い憎しみが湧き出ている様子が
態度に現れているように感じます。
娘の苦しみの奥深さなど
微塵も理解していなくて、読み終えて、悪寒が出るくらい、
娘に同情してしまいました。
父親もまた、自分の育ってきた家の事情で、心が折れていて、
表面的に冷たく、心が無い人物なのかと、ずっと思っていましたが、
奥さんと、娘の気持ちを全部理解していて、逃げていた行動は
納得してしまいました。
お母さんも娘も、
「親に褒められたい」
という目的が明確に現れていて
偏たよった愛情が
お互いを壊してしまう。
とても考えさせられる内容でした。
