出版業者に内定をもらえず、仕方なく銀座にある紙の代理店に就職した神井航樹(かみいこうき)は、

紙の世界に飛び込む。


入社して間もなく、責任ある仕事を任されるも、上司、先輩、取引先の無理難題の言い分を聞きながら

品薄な紙を何とか

あの手、この手を駆使したやり方で毎日の業務をこなしている様子の内容です。




紙の型番の覚えられない量と、何が何処で適した物に使用されているか?

どの会社がなにを今求めているのか?


在庫の管理と、注文の裁量の采配の難しさや

紙の厚みの種類、規格サイズ、規格外サイズ、重さの単位、が、ごちゃごちゃになるくらいあり

数字がカタカナに変換された呼び方が決まっていたり

用途によって手触りで、見分けられたりして、


あまりにもの奥深さに

魅了されて、紙の呼び方を、何度もゆっくり読み返してしまいました。



航樹の恋愛話は、純情な一面もあり、女心があまり分かっていないのか

とても残念な結果で

長い人生、きっといい人が見つかるよと、見守る気持ちになりました。



転職を決意した時は、

せっかく慣れてきた職場なのに惜しいなぁと、感じましたが、

将来のことを考えて、夢に向かって進んでいる様子が

しっかりと伝わってきます。


読者として応援する気持ちで、いっぱいになりました。