設楽真輝は
両親が幼い時に事故で亡くなってからは、祖父母に育てられる。
大学在学中に祖父が認知症になり、就活を辞めて、卒業後祖母が営む不動産会社に就職する。
15年前の夏、小学三年生の時、誰かと間違われて誘拐されたことがある。
そういう経験があり、
真輝は、心に誓っていることがある
『間違った選択は、絶対にしないように、充分考えて物事を決める
誰にも不孝になって欲しくない』
町の不動産屋なので、受け持ちの居住者からの不思議な問い合わせが殆どである。
そんな中
ある依頼から、15年前の事件の真相が明らかになる。
設楽真輝の
お客様様の対応が、誠実で、心の底からの接客がいっぱい伝わってくるのは、
祖父母の愛情をたっぷりと受けて育てられたんだなと、理解できます。
さまざまな内容の依頼を
どのように解決するのか、読んでいて自然と興味深々になってきます。
楽しくて、頭の使い方が面白く、どうなるのかが、早く知りたくなり
最後まで読んでしまうのが、惜しいくらいでした。
15年前の事件で、なぜ間違われて誘拐されたのかが、
不動産屋さんを引退した、認知症のおじいちゃんの丁寧な営業日誌が、大きく活躍される程、
事細かく記入されていて、
おじいちゃんの営業に対する
お客様の真摯な対応や、仕事にかける情熱のような物が、伝わってくるようでした。
