太刀洗万智(たちあらい まち)は
事件や出来事を取材して記事を書くフリージャーナリスト。
上司に言われて、取材を同行することになった週刊編集部だったり、
偶然、関係者として出会った学生だったり、
学生の頃の後輩(次元の消防団)だったり
それぞれと
一時的に太刀洗さんは行動を共にする。
事件を調べていくうちに、いろんな違和感が浮上してくる。
そんな時、
太刀洗さんは、
違った観点から考えて、真相にたどり着いても、決して警察の邪魔にならないように、登場する関係者に配慮して、
確信に迫り、
情報を配信する。
このそれぞれの相棒から見た太刀洗さんを
行動、考え方、身振り、手振り、様子について、心の声を通して教えてくれている内容です。
最後の事件で、
大雨によって家の地盤が緩んでしまい、取り残された夫婦が、
コーンフレークを食べて生きながらえて、救助されて、助かった事件で、
次元の消防団員(大学の時の後輩)が、太刀洗さんと、この助かった夫婦に会いに行き、
太刀洗さんが発した言葉
「コーンフレークは、何と一緒に食べたんですか?」
この時の、後輩の拍子抜けした反応と、夫婦の青ざめた反応の違いで、
太刀洗さんが、夫婦の気持ちを少しでも軽くなってもらう為の
必然 の言葉に、
頭の良さ、相手の立場を思う行動が、
とても良く伝わってきます。
この主人公が
謎で、私生活が全く見えずベールに包まれていて、
次にどんな考えから、どんな行動をして、どんな記事を書くのか
記者としての正当性が、どう表現されたのか
を見て見たくなりました。
