樋口市羽は、奈良ケーブルテレビに入社が決まり、会社の寮に入る為に引っ越してきた。
地元の高校も奈良ケーブルテレビが経営していた。
そこに通う全校生徒、先生、テレビのフタッフ、全員が、目のなかに、カメラを搭載しているレンズを入れて、
リアルタイムのテレビ放送をする企画が始まる。
入社したばかりの、樋口市羽の行動が、誠実過ぎて、危なかし過ぎて、見守るように、ハラハラドキドキ、してしまい
企画の内容に、
本当に、プライバシーの侵害行為、
視聴率の為には、心が無いんだと、
真剣に嫌な気分で読んでいました。
最後のどんでん返しの真実で、心が救われて、
本の本筋が見えて、
とても、疲れたような、ほっとしたような、
複雑な気分でした。