そよかぜ荘という老人ホームでギター演奏をする為に訪れた 宮路 は、介護士の 渡部 が吹いたサックスを聞き、思わず 「神様 」と感じてしまう程に、心地の良い音楽に出会ってしまう。
宮路は、29歳になっても、仕事もせず、親のお金で、のらりくらりと、音楽にしがみついて生きていたので、どうしようもないやつとか、かってに見下げた印象を持ってしまいました。
宮路は、渡部にもう一度、あの心地の良いサックスの音楽を聞かせて欲しい為に、そよかぜ荘に、どうにか理由をつけて、訪問する様になり、
一人のお婆さん(水木さん)に気にいられて、ぼんくら息子として、毎週買い物を頼まれたりして、通うことになる。渡部とも親しくなり、友達になる。
だんだん宮路が、そよかぜ荘のわがままな老人達の心の中に、無条件で入っていく様子は、
親切心からではなく、心から一人一人のことを考えてのことだと思えてきて、尊敬してしまいました。
ホームでの宮路と渡部のコラボ演奏会でおじいちゃん、おばあちゃん達と一体になった時間は、かけがえのない感動を沢山もらい、泣いてしまいました。
宮路自身も、何が自分を奮い立たせたのかを気付き、父親の愛情も理解し、甘えることを卒業する決意、一人で、歩むことは、とても、大変な努力が必要になると思います、
アルバイトや仕事の面接試験で、36件も落ちながら、落ち込むことなく挑戦しているとは、踏み出せたことは喜ばしいですが、くじけずに、きっと何処か採用してもらいますようにと、祈るばかりです。
何かと宮路に、手を差し伸べていたクールで、おばあちゃんと2人暮らしの介護士の 渡部 が、あの
「あと少し、もう少し」に登場していた、中学生駅伝の地区大会で、四区を走った渡部くんでした。その後の成長した姿を見せてもらい、そして、陸上部の新米コーチをした、美術の上原先生をずっと心の中で思い続けていたとは。
