文枝は、平凡な主婦である、日頃から、家族や自分自身に、不満を抱いていて、そんな時、ある有名人のディナーショーが、懸賞として当選する。

そのディナショーに行き、昔の中学の同級生に声をかけられる。


美しくなりたい、美しくなった自分を誰かに見て欲しい、

そして豊かになりたい、という気持ちは、心の中に誰でも持っています。

そんな心の隙間に入り込まれてしまった事件かな?

と、ずっとそう思って読み進めていたら、

文枝の暮らしには、現実と、妄想の幻影が、入り混じった暮らしであった、という事実が、分かった時の驚きは、刑事の気持ちになっていました。


捜査する側の徹底した細かい証拠から、相棒との相性の深まり過程が、分かりやすく表現されています。


ようやく、一本の糸が繋がり始めた時の高揚感は刑事の気持ちになり、一体感を感じます。

犯人の犯罪の常習性には、全く気づきませんでした。


予想以上に隠された事実が多くて、最後まで、ストーリーの奥深さに、満喫しました。