いつも、天真爛漫に見える彼女だって。
心の内には、たくさんの。
悩みや不安を、抱えているはずだ。
欲しいのは、アドバイスじゃなくて共感。
そっかー それはツラかったね
結構 厳しいんだね
でも よく頑張ったじゃん
頑張ってるのは
おれが 一番よくわかってるよ
だから もう少しだけファイト!
だからって、迷ってるわけじゃないんだ。
あえて、弱気なことを口にするのは。
えっ 自信ない? だいじょーぶだよ
また なんかあったら電話して
おれがいるよ だから だいじょーぶ
ファイト! 応援してるから
誰かに、背中を押して欲しいから。
もう自分の中では、とっくに決まってる。
ん よし! もう 頑張れるね
じゃぁー 気を取り直して ガンバ!!
彼女の電話が切れるのを、確認して。
おれも、スマホを閉じた。
よかった。
最後は、力強い声で ![]()
「 ありがとう。 がんばります! 」
って、言ってくれたし。
ふぅ~……。
おれの声が、甘いって?
知らねーよ。 フツーだろ。
弱ってる女に、付け込むな?
んなこと、してねーじゃん。
二股ぁ~?!
なにゆってんだよ! 人聞きわりーなぁ。
つか。
おまえ、ヘンな勘違いしてんなよ。
友だちの、妹だぞ。
それにさ。
未成年相手に、ヤれるかよ!
だから、おまえ。 早くヤらせろって!!
「 う、さむっ… 」
彼女からの電話を、切ったあと。
左手に、スマホを握ったまま。
いつの間にか、ソファで寝落ちてた。
慌てて、冷房の温度設定を 1 ℃ 上げる。
「 あー、なぁ~んか変な夢みた… 」
なんで、あんな夢みたかなぁ~。
こーゆー夢に限って。
目が覚めたあとでも、覚えているんだ。
あいつにも一応、電話しとっかぁ~。
5 回コールで、留守電に切り替わった。
“ …お名前・ご用件をお話しください ”
あれ~?
今日って、学校の日じゃなくね?
風呂でも、入ってんのかなぁ。
もしも~し
おかえり
今日も お疲れさま
明日も 仕事?
今日は ゆっくり休んでね
これで、よし! と。
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