妄想パラダイス #223 | 中島健人くんに妄想の暴走

中島健人くんに妄想の暴走

可愛い LOVE ♡ Honey に愛をこめて。
健人くんと、疑似恋愛しよ ♡

 

 あれから、十数年が経った 砂時計

 本来なら、こんなことを。

 

 考える余裕もないほど、仕事の現場から。

 現場へと、飛び回っている毎日のはずで。

 

 頭に、詰め込まなければいけないことは。

 山ほどある。

 だけど今は、小休止。

 

 自宅待機中の、おれのマンション。

 昨日から読みふけっていた漫画も飽きて。

 

 「 んぁ~! からだナマってんなぁ~ 」

 

 ジムにも、行けねぇーしなぁ~ ダンベル

 と、おれは肩甲骨をグリグリと動かす。

 

 「 よしっ! 」

 

 と声に出し、おざなりになっていた。

 部屋の中を片づけたら、少しだけ。

 

 風通しが、よくなったような気がした。

 おれが、もう一度。

 

 「 よしっ! 」

 

 と仁王立ちで、うなずくと。

 ソファの上に、うずくまっていた トイプードル

 

 愛犬のBonnieが、ピクリと耳を立てた。

 こいつがいるおかげで、今日みたいに。

 

 一日中、誰とも話さないような日でも。

 自分の声を、忘れるなんてことはない。

 

 「 Bonnie  リード持ってこい! 」

 

 彼女は、カギの束の音に素早く反応し。

 定位置に置いてある、リードをくわえ。

 

 玄関の前で、しっぽを振って待っていた。

 ペット可の、このマンションの屋上には。

 

 住人専用の、小さなドッグランがあって。

 いつもは犬の他にも、隅の方で丸くなり。

 

 日なたぼっこ中の猫や飼い主さんもいる。

 けれど今日は、警戒なのか遠慮なのか。

 

 屋上に出るドアのカギは掛かったままだ。

 おれは。

 マスクを外して木製のベンチに腰掛けた。

 

 ミネラルウォーターのキャップをひねり。

 愛犬…じゃねぇーわ。

 

 愛おしい Bonnie の、赤いリードも外し。

 普段よりも長く、人工芝の上で遊ばせた。

 

 彼女の身体には、体内時計があるらしく。

 時折、おれの足元に寄ってきては 時計

 

 「 まだ、帰らなくてもいーの? 」 と。

 確認するような顔で、見上げたりもする。

 

 部屋に戻ってきて、水を飲ませたあとも。

 ずーっと、ケージとおれの間を。

 

 行ったり来たり、うろうろしていて あしあと

 今度は。

 

 「まだ、お仕事に行かなくてもいーの?」

 って、不思議そうな表情を向けるんだ。

 

 一日中、一緒にいられることが嬉しくて。

 なんだか逆に、落ち着かないみたい。

 

 おれだって、もちろん楽しくて ワンピース

 おれが選んだ春色の服で身を包む彼女を。

 

 あー、かわいい ♡

 

 ぎゅぎゅーっ!と、抱きしめ。

 今日もキスの、攻撃だぁぁーー!! キスマークキスマーク

 

      

 

 窓の向こうは、太陽が徐々に沈み始めた。

 オレンジ色から、マーマレードへと。

 

 刻々と変化していく、空の様子が見える。

 夕日を眺めて感動するなんて久しぶりだ。

 

 こんな風に、夕焼けがきれいなときは。

 「 明日も、いい天気になるよ 」 って。

 

 昔、おばあちゃんが言ってたっけ。

 おれの、この自粛体制が。

 

 たどりたどって、ほんのちょっとでいい。

 この空の下のどこかにいる初恋の君への。

 

 腹立たしいウィルス感染を、食い止める。

 小さな手段に、なっていますように。

 

 そして、もちろん。

 愛すべき今の、大切な彼女のためにも。

 

 

必ず守るよ。

 

 

 

 

 

ギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザ