職場の仲間とは、家族よりも長い時間を。
毎日、過ごしているけれど。
共通の趣味でもない限りは。
何年一緒にいたとしても、お互いの。
プライベートは、意外に知らないものだ。
だけど、透明なバリアの壁が。
徐々に薄くなってきている、最近の君は。
パートナーが、ふーちゃんじゃなくても。
いつでもどこでも、だれかれなしに。
「きゅるるん♡けんとくん」の顔になり。
そーっと未知の世界を、のぞき込む。
『 行くんですかぁ! やっぱぁ… 』
サウナを時々利用するというマリちゃん。
『 シュー…イチとか… 』
『 けっこう、行ってね? 』
疲労物質を取り除いたあとの、爽快さを。
ていねいに説明する、マリちゃんに。
『なんか違うの?何か変わるの?やっぱ』
と暑さが、あまり得意じゃない君は。
未だ、未体験のようである ![]()
『 おれ行ったのは、岩盤浴 ♡ 』
言葉のニュアンスから、想像するに。
定期的に通っている様子はなく、ただ。
ジッと瞑想するのは、性に合わないのか。
『で、TV付いてんすよ ♡ もうねぇ…』
そっちかっ!!
スマホを手放さない若者の、問題提起を。
投げかけながらも情報収集が欠かせない。
仕事大好きっコは、嬉しそうだ。
今夜は、マリちゃんのデトックス講座。
日課は、毎朝野菜をミキサーにかける事。
『スムージーの素材は?どこにあるの?』
君は、またまた質問の雨を降らせる。
『 小松菜とかセロリぃ、ほーれん草… 』
『 それ、野菜買ってくるの? 』 ![]()
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マリちゃんが次々に並べる緑黄色野菜は。
苦~い青汁が、容易に想像できてしまい。
『 おいしい? それ 』 ![]()
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ストレートに訊く君の素直さが大好きだ。
『 それに、フルーツとか入れるとぉ~ 』
『 あー、 ちょっと おいしくなるねー 』
と、棒読みで歩み寄ってはみたけれど。
『 すごい、おいしくなるからぁ… 』
良さを力説する、マリちゃんの言葉にも。
『 マネしたくなる方も、いらっしゃる 』
君は、半信半疑の気持ちを隠せず。
なぜか。
『 でしょーかねぇ、もしかしたら… 』
若干、疑問形のまま。
フェードアウトしていくのでありました。
mayu.
