日々の、仕事での移動中に。
車の中で、音楽を聴きたいときでも。
同乗者の声を、聞き取れるように。
片方の耳は、イヤホンを外しておく。
という、気配り聡ちゃん。
『 車のスピーカー使えば、いーじゃん 』
今夜の中島は、少し口調がイジワルだ。
『 そこまでは、したくないんだよね 』
『 あー、そーなんだ……優しンだね… 』
と、 言葉とは裏腹の。
抑揚のない、淡々とした棒読みで。
ワガママ ♡ Kenty を演じる、君に。
『 (笑) 』
聡ちゃんは、笑うしかない。
『 イヤホンで聴けるなら良くない? 』
『 いや車で聴きたくない?広い場所で 』
と。
質問に質問で返し、年下を問い詰める。
『 まぁーねぇ~ 』
歩み寄りの精神は、聡ちゃんが一番だ。
『 で、共有したくない? 』
『 共有は、したい! 』
それは、もちろんそうだけれど。
けど、その難しさだって知っている。
だって、共有の強要はエゴだからさ。
『 …… 』
そして、若干の君の沈黙。
今後、しばらくの間は。
君なりの、 「 楽くん 」 モードですか。
いつもカッコいい、爽やか系の君だから。
たまに、こんなふーな。
人間味のある話し方に、ドキッとする。
あ。
これもまた、ギャップ萌え…か?
mayu.
