今日は『MONGOL モンゴル』の試写会に行ってきました。
会場はTOKYO FMホールだったのですが、椅子の質が余りよくなかったので、観終わったときにはおしりが痛くなってしまいました・・・。
今度あそこに行くときは座布団でも持っていこうかな~。
『MONGOL モンゴル』
たった一代でモンゴル帝国を築き上げた英雄チンギス・ハーンの波乱に満ちた半生を壮大なスケールで映画化した、ドイツ・ロシア・カザフスタン・モンゴル合作による歴史スペクタクル。国内外で注目を集める浅野忠信が主演に抜擢され、全編モンゴル語の台詞で若き日のチンギス・ハーンに挑む。メガホンを取るのは「コーカサスの虜」のロシア人監督セルゲイ・ボドロフ。第80回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品。
予告編を観てから楽しみにしていた映画だったので、試写会に行けて嬉しいです。
しかし、本編はあまり心を動かされるものではなかったかな・・・。
壮絶なシーンはかなりあるのですが、心を揺さぶるようなパワーではなく、ひたすら野蛮で乱暴で原始的。
しかも、その野蛮さを映画の中で何かのメッセージによって昇華するということもできていないので、モンゴルに対する野蛮なイメージの植え付けに留まってしまいそうな気が。
テムジンがモンゴルの既存概念にまったく捕らわれない新しい発想で掟を作り、モンゴル人を統率したということ、そこには家族愛が根にあったことが描かれていましたが、けっきょくそれも女性をないがしろにするような形で実現されるわけで、男尊女卑の社会通念から抜け出せていないままに表現されていて、残念でした。
テムジンの思想の斬新さを押し出すのであれば、もっと徹底してやった方がよかった気がします。
それに、この映画の感じで行くと、このころのモンゴル人たちは思想なんてないかんじ。
人間になりそこなった野獣のようです。
監督はそこら辺をきれいにまとめるのはいやだったのかもしれませんが、その野蛮さを超える他の更なる大きな意味合いを持たせる結末に到れなかったことが残念。
同じチンギス・ハーンの生涯を描いた映画として近年、『蒼き狼』という映画がありましたが、そちらの方が人間ドラマが描き出せていて秀作だったと思います。
役者一人一人の演技は悪くなかったので、つまらなくはないのですが、ストーリーの詰めが甘い感は否めません。





