『鳥栖』と言えば「サガン鳥栖」で、「サガン」は砂岩のことで、「小さい砂粒が固まって砂岩になるように力を結集するように」との意味である。「イタリアのサッカークラブの強豪「ユヴェントス」の音に似せている」という隠れた意味もあるとは、今回初めて知った。
前身は鳥栖市の「鳥栖フューチャーズ」で、このチームが解散した後、佐賀県全体でバックアップして現在に至っている。その後にJ2に入るも、色んな記録を作り、勝手に私は「Jリーグの浦和レッズに匹敵するクラブ」と思っていた。(失礼!)
1.2003年「J2シーズン勝利数ワースト(3勝)」
2.2003年「連続無勝利試合記録(28。翌年に30まで伸びた)」
3.2003年「J2所属12チーム中11位になった横浜FCの半分にも満たない勝ち点で最下位」
そのため、当時チェアマンの鈴木昌は「このままの経営が続けばJリーグからの除名や退会勧告もやむをえない」とまで述べている。
だから、2004年当時は誰もこのクラブを引き受ける監督はいなかった。そんな時にJリーグから「川崎フロンターレ」をJ1昇格に導いた松本育夫を招聘することに成功した。しかし、累積赤字が蓄積して今度はクラブ本体がガタガタになった。スポンサーが見つからない、社長が交代、除名(クラブ解散、あるいは存続したとしてもJFLなど下位リーグへの強制降格)も。
2005年新運営会社「株式会社サガンドリームス」が引き受けて、「チーム名はそのままサガン鳥栖で行く」「松本監督の続投」となって、以後は経営が安定した。他のJリーガーを獲得して一時は自動昇格圏の2位まで上がったこともあった。
思い起こすと大変なクラブだったと再認識、そう言う意味では紆余曲折を経て今日に至っている。
もう一つ、今になって色々読んで分かったことですが、永久欠番のことです。通常12番をサポーターナンバーにしているが、ここでは17番なのです。理由は以下の通り。
『佐賀大学教授で佐賀県サッカー協会理事長だった坂田は1994年、静岡県浜松市にあったPJMフューチャーズを佐賀県鳥栖市に誘致し、鳥栖フューチャーズを発足させた。 クラブチーム中興の祖であり、経営難による鳥栖フューチャーズ消滅後も、設立活動に尽力を注ぎ、チームを復活させた鳥栖最大の功労者。 チームの再興を見届け、1999年1月7日死去(命日1月7日にちなみ意志を受け継ぐという意味で17番を永久欠番に制定。)』
前置きが大変長くなりました。
対戦相手の神戸は4回戦では8点で地域リーグの「松本サンガ」(正しくは「松本山雅」)をメチャクチャにしたんです。その神戸に対して、語呂が似ている「サガン鳥栖」が仇討ちをしたような勢いの5点で勝利したのですから!
そうなんです。もう実力は備わっているのです。
松本監督が2007年にゼネラルマネージャーに就任し、ヘッドコーチをしていた岸野靖之が監督に就任し、松本ラインが脈々と続いているのですから!
VS神戸の前は、VS大分なんです。
この時、犬飼は大分が最強メンバーで戦わなかったからと懲罰しなければと言う話題に終始したが、私も大分のことばかり気になって対戦相手のことなどすっかり飛んでしまっていた。J1がJ2に負けるのはいやなんだが、クラブチームが評価を受けるのはどうしてもJ1に所属しないと意味がないと、私も心の中ではそう思っている。
でも、神戸にも勝ってみると、大分が、神戸が弱いのではなく、鳥栖が4年かけて強化してきたことが、実を結びそうな時期に来ているんだと。
「犬飼! 鳥栖に対して失礼だろ!」
今年もJ2では5位と、この終盤に来てJ1昇格ラインには到達しないようだが、来年には一気にJ1昇格に到達しそうだ。それ以上に今年の内にJ2クラブが天皇杯決勝戦まで行きそうな勢いを感ずる。
何故なら、次の対戦相手は、ヨレヨレの浦和レッズにPKの末にかろうじて勝ったマリノスだから。次の試合開催を調べたが、発表されていないんですね。大分がナビスコ決勝戦について大分開催を熱望したが決勝は国立でとの決まりでダメになったが、天皇杯の試合会場は5回戦までしか決まっていないんですよね。
この際人気のない犬飼には、準々決勝を25000人収容できる鳥栖スタジアム(鳥栖駅から徒歩3分)開催で決断をお願いしたい。
何故ならダークホース「鳥栖」に注目したいから!
肝心の試合内容にはほとんど結果しか知らないのでふれませんでしたが、以下を参照してください。
高村美砂さんのレポートの最後をアップして、締めくくります。
『鳥栖は2試合連続してJ1チームを制し、クラブ史上初のベスト8に進出。全員が90分にわたってしっかりとした意思統一を図り、個というよりは組織で果敢に神戸に立ち向かったこと、神戸以上に気持ちの感じられるパフォーマンスをピッチで示し続けたことを思えば、まさに勝つべくして勝った試合。次なる準々決勝の横浜FM戦でも再び一丸となった戦いで旋風を巻き起こしてほしい。』
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00073926.html