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パチンコ店への出戻りを決めた理由は他にもありました。

家を借りるためには無職では無理な事と、お金の問題です。

パチンコ屋は給料がいい。家賃と毎月の返済をしてもなんとか生活が出来る。




職場は殆どが馴染みの顔ぶれでしたが、優しく迎えてくれる人ばかりではありませんでした。




以前、私はこの店で金庫番をしていまして、ざっくり言うと、お店のお金を集め数え金庫へ入れる。そんな役職を頂いていました。




復帰する時「もう一度ヒラからだぞ」そう言われていたし、働かせてもらえるだけで感謝なのです。




現在の金庫番は私と年齢の近い女性が任されていて、あからさまに嫌な顔をされてしまう。気持ちは分からなくもない。




私がショックだったのは彼女のことではなく、割と親しくしていた人の態度でした。




私より少し歳上でバツイチの桜田さんとは以前、仕事帰りにラーメンを食べたりする間柄だった。




彼女を見つけ直ぐに挨拶に行くのですが、何とも素っ気ない。

仕事を聞いても「やってたんだから、分かるでしょ」とその場から去ってしまう。




仕事の初日、桜田さんとラーメンに行きたいなぁ、などと考えていた私はショックで仕事よりも桜田さんの態度に傷つきまくっていた。




元の職場へ戻れば皆んなが暖かく迎えてくれて、励ましてくれて、元気になれる。

そんな風に思っていたけど、そんなに甘くはなかった。




僻み・妬み・嫉みはどこにでも存在する。

私は店長のお気に入りだったので、簡単に店へ戻れたけれど、通常ではない事だった。




その他の社員さんは今まで通り接してくれたので救いになり、クヨクヨしても仕方がないと、気持ちを切り替える。




一通り店内を歩きながら常連さん達に挨拶をする。

遅番は夕方からの勤務なので、仕事帰りの常連客で店は賑わい始めていた。







戻って来たのか?と声を掛けてくれる常連さん達。

パチスロコーナーでは地元の元ヤングループのお兄ちゃん達が「どこ行ってたんすかー?寂しくて負けてばっかりでしたー」なんて言ってくる。




この騒がしさ、タバコの煙り、

なんだか懐かしくてホッとする。




どんな台が入っているのか把握しなくちゃいけないな。そう思いながら次の島へ入った時だった。






そこにはパチンコを打つ一条の姿があったのです。