はなちゃんが今年弾くのは、ブルグミュラーの「ちょっとした悲しみ」です。

 

はなちゃんは練習の時、思ったように弾けなくてイライラしながら弾いたり、やたら楽しそうに元気に弾いたりしていたので、「ねぇ、ちょっとした悲しみって曲なんだから、悲しいときの気持ちを思い出して弾いてみたら?」と提案してみました。

 

はなちゃんはしばらく考えて、「ちょっとしたってことは、あんまり大変じゃない悲しみだよね😥あっ、いっくんにお菓子を食べられたときだ!」

 

なんか違うヾ(・д・`;)

 

気持ちの切り替えが早くてポジティブなはなちゃんは、悲しいことがあっても、切り替えてしまうと悲しい気持ちごと忘れてしまうそうで😥

 

これって気持ちを表現する上ではマイナスなのではないかしら😥

 

そして教室から出ると、先生から注意されたことも忘れてしまうという😢

 

それでも今回は、練習しているうちにだんだん上手くなるのが楽しいようで、先生の注意事項と誉められたところを思い出しながら練習して(誉められたことはちゃんと覚えてる😅)、本番までに本人なりに仕上げたつもりだったようです。

 

 

そして本番。

 

64番!と呼ばれて舞台へ登場したはなちゃんは、心なしか緊張しているようでした。

 

演奏を終えて、お辞儀するのもそんなに笑顔がなく、ちょっと心許ない表情ではけていきました。

 

結構ちゃんと弾けてた気がしたんだけど。

 

はなちゃんをすぐに迎えに行ったけど、後に演奏した子は出てきても、はなちゃんはなかなか出てきません。

もしかして70番で演奏するお友だちと一緒に出てくるつもりなのかな?

だったら、お友達の演奏を聞いてから迎えに行こう、と思って会場に戻るとすぐ、はなちゃんが戻ってきました。

 

はな「ママがいないから、自分で戻ってきたよ。」

 

ママ「あれ?ママ迎えに行ってたんだよ。でも出てこないから、まだ来ないかと思って会場に戻ったんだよ。」

 

はな「あぁ、扉までの道が分からなくて迷ってた😅」

 

はなちゃん、かなりの方向音痴です😥

 

そこまで話をすると、ちょうど70番のお友達の演奏が始まりました。だけどはなちゃんは上の空で覚えていないそうです。

 

はなちゃんは、全部の演奏が終わると、「ダメだったかも😢」と呟きました。

 

「コンクールのピアノね、教室のピアノの鍵盤よりずっと重かったの。それでね、重かったから、思ったより早く弾いちゃったし、音も全然違うんだもん。ちゃんと弾けてたかなぁ😢」

 

焦って顔がこわばってたのか。

でも、去年まではコンクールのピアノは音が素敵!って喜んでいるだけだったから、成長したのかな。

 

ママ「先生にどうだったか聞いてみる?」

 

はなちゃんは弾かれたように立ち上がって周りを見渡すと、ママより早く先生を見つけて、ママを急かして先生の元に急ぎました。

 

駆け寄るはなちゃんを見て、先生は笑顔で話しかけてくれました。

 

先生「はなちゃん!良かったよ~!昨日のレッスンの一番上手にできた時よりも、今日の方が上手だったよ😉」

 

はな「えっ、はな、上手だったの?」

 

先生「そうだよ~!綺麗に弾けてたね😊」

 

はなちゃんの顔が、ぱぁ~っと明るくなりました。

 

先生にありがとうの挨拶をしてホールを出ると、急に元気になったはなちゃんは、「何だか喉がすごく乾いちゃった!メロンソーダが飲みたいな😆」と自販機コーナーにママを誘ったのでした。

 

↑氷が入ってるの、大好き❤

 

↑高い椅子に座ると、ちょっと大人の気分🎵なんだって。