離婚しよう、と言った | ちえの『てにをは』 決めた未来に流れ着く。

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心屋塾マスターコース73期卒業しました。
ディズニー、懸賞、日々の気づきの雑記帳

Facebookやこのブログでは
ここ数日平和な投稿をしていたのだけど
四日前、パパに 離婚しよう と言った。


きっかけはささいなこと。
わたしの物の言い方に
疲れて敏感になっているパパが過剰反応。
わたしも同じく寝る直前で疲れていて
スルーできずに応戦。言い争いになった。


わたしに悪意がなくても
攻撃されたと感じてしまう、 
繊細なパパに合わせようとしてもできない。

じゃあ合わさなくてもいいじゃないかと
わたしのままでいれば衝突する。

そしていつだって
傷つけたわたしが悪い、となる。


あなたは面倒くさすぎる。
つきあいきれない。
わたしの一言でパパは止まらなくなり、
自室にこもって、家がドシンドシンと
揺れるほど暴れた。


日付が変わる頃ようやく
暴れる音が止まって、
わたしと息子はそーっと部屋で寝た。
家を出た方が良いか迷いながら。


翌朝もパパが暴れる音が聞こえる。
止んだと思ってもまたしばらくすると
ドスドスと聞こえてくる。


一晩たってわたしは怒りが落ち着いて
ただ暴れていることが怖くて
やめてほしかった。

もう殴られてもいい!と意を決して
パパの部屋をノックして開けると
ダメだダメだ!とパパに締め出された。
目がイッちゃっていた。


怖くて泣けてきたけど、
パパが傷ついたことだけは謝ろうと思った。
ドアの向こうからパパに
傷つけてごめんなさい、と言った。
返事はなかった。


食事ができたらドアの外から声をかけた。
一緒に食卓につくけれどお互い無言。

荒々しく食べ終えたパパが部屋に戻ると
再び暴れる音がする。


本当はこの日、吉本のお笑いライブを
見に行くはずだった。


パパが一番乗り気で予約したライブ。
体調の変化が激しくて予定通りの行動が
難しいパパが予約したもの。

この状態だ。
チケットは無駄になるが仕方ない。
行けるわけない。


そう思っていたらパパが
「行くぞ」と言う。
「いや、行きたくない」と答えたが
パパは聞きいれない。


わたしも息子もそれ以上何も言えず
車に乗った。
パパを刺激したくなかった。


気まずいままに会場についた。
こんな気持ちのままで
楽しめるわけないと思っていたが
笑いの力が何かを変えたのかもしれない。


爆笑していたパパは穏やかさを取り戻し
わたしと息子も気持ちがほぐれた。


息子が好きな回転寿司に寄り帰宅。


パパはすっかり普通のテンションに戻り
なんならご機嫌なほどだけど、
わたしはずっと違和感があった。
結果としては良かったけど、
それで終わりにしたくない。


「今日のお笑いライブ、本当に良かった!」
「一時はどうなることかと思ってさ〜」
「気分転換になって良かった!」
良かった良かったと言い続けるパパに
同調はできなかった。


何に怒っていたのか。

怒りが収まらない状態になった時、
どうしてほしいか。
ほっといてほしいのか、かまってほしいのか。

わたしは体力ギリギリでやってるから
寝る直前に頼み事をしないでほしい。
頼み事があるなら早い時間にしてほしい。

わたしの気持ちを伝えた。


パパは
こんなに一生懸命働いて、
なんでそんなぞんざいな扱いを
受けるんだろうと思う。
と言った。


それはお互いに思っていることだった。


話を続けようとしたけど、
「わーーかった!わかったから!」
と話をぶった切られた。

この人とやっていける気がしない。
気持ちをごまかせなかった。


もう別れよう。離婚しよう。と言った。
パパは「うん。そうだな。」と答え、
静かに部屋に戻った。


言ったあとでブワーっと涙が出てきて
怖くなった。


やっていけるだろうか。
やっていくしかないけど。

息子を育てて行けるだろうか。

時間は戻らないし
放った言葉も戻らない。


そんなことをぐるぐると考えながら
日常は変わらず続いていく。


パパは普通に仕事に行き
就活中のわたしは面接の日にちが決まる。
息子はインフルの学級閉鎖が明け、
一日学校を休んで、中学の体験入学があった。


食事を作り、洗濯、掃除、買い物。
ネットしてテレビ見て。
食べて出して寝る。
普通の日常を過ごして気がつけば四日。


今のところ離婚していない。

お互いを丁寧に扱おうと意識して
接している気がする。
それは悪い憑き物がとれたような感じ。


離婚したい気持ちを口にしたら
離婚に至らなかった。
今のところね。笑




画像と本文は関係ありません。コレ言う余裕なかったよ。)


おわり!