転移などはなかった
以後長くなりますので
読みたい方だけどうぞ。
今日初めて会ったドクターは
婦人科がんを多くみているらしい。
ドクター、経過が書かれた前の病院の紹介状と
今回の検査結果をじっくりじっくり見て
「う～ん。まぁ…問題ないよ」って
何なのその含みある感じ
わたしの卵巣がんのステージは1c。
ステージ1は一番初期で場合によっては
抗がん剤治療をしないこともある。
だけどわたしの場合、
手術中に患部を取り出した際、
お腹の中にこぼれてしまったらしい
それでステージ1cの診断となって、
がんが広がらないように予防的に
抗がん剤を使うことになった。
お腹の中にこぼれただなんて、
手術のミスじゃないの？！って
当時思ったし頭にきた。
けれど「そういうこともあります」と
説明されたらこちらは素人だし
何も言えなかった。
今日のドクター、
ステージ1cになった経過について
「ったく、こぼしてんじゃねぇっつうの！」
って言ったの！
思わず
「ほんと、こぼすなよ！って感じですよね」て言っちゃった
診察室を出て、
後からじわーっと悲しい気持ちと
腹立たしい気持ちがむくむく沸いた
前の病院のことを
否定されたような気がした。
でも違ったの。
わたし、あの時すごく怒ってたんだ。
その怒りを表しきれてなかった。
ほんとはつらいのに大丈夫なフリして。
あの時思っていたこと。
あー悔しい。
なんでわたしがこんな目に？
抗がん剤やるの嫌だ！やりたくない！
まだ死にたくないよ！
二年前のことだけどもう一度、
心の中でちゃんと怒った。泣いた。
今日のドクターはわたしの代わりに
怒りを出してくれたんだな
明日は心屋塾初級セミナー。
前回初級セミナーを受けたのは
2014年4月。
抗がん剤治療をはじめた頃で
脱毛を隠す帽子をかぶって参加した。
あれから二年すぎたタイミングで
また初級セミナーを受けること、
きょう、治療中を思い出す出来事があったこと、
意味があるように感じている。
おわり！