【複製】映画・ブアカーオ『アユタヤの侍』 | 迷えるオッサンの老惨禄

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チェンマイ18年の日誌を中心にやってきましたが、2021年9月帰国、タイトルを変更したいました。

映画/ブアカーオ『アユタヤの侍』
 
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■前々号 でアユタヤの日本人町について触れた際、日本人傭兵隊長として”禿げデブのオッサン”山田長政の似顔(削除を紹介したが・・・、
 
2010年に その山田長政を主人公に作られたタイ娯楽映画「ヤマダーアユタヤの侍」(下画像)があることを知った。
 
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■最初は3分ほどの予告編だったが、そのまま流していくと本編が始まり、暇に任せてついつい1時間半ほどの全編を観了してしまった。
 
内容は17世紀のアユタヤ朝を舞台にしたムエタイ=アクション映画.主演の山田長政はタイ在住邦人俳優の大関正義だが、似顔の”禿げデブのオッサン”とは似ても似つかぬマッチョでカッコいい長髪の格闘技ファイター(画像右側)で、オッサンも見惚れるギンギンのイケメンスターであった。
 
しかし、この映画の最大の魅力はタイの国技ムエタイの一流プロ選手が総出演していることで、中でも”ムエタイ最強の絶対王者”とされるタイの国民的英雄ブアカーオ(画像)は必見で、主人公長政へムエタイの奥義を伝授する重要な役を演じている。
 
したがってアクションシーンはホンモノにしか出せない凄絶なド迫力に圧倒されるシーンの連続であるが、悪役として日本人忍者部隊も登場、最後にその首領が頭蓋骨を輪切りにされるシーンはゾゾ毛が立った。
 
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■ところでブアカーオをご存じない方のために補足すると・・、日本でも人気だった総合格闘技K1チャンピオンに2度も輝いた最強王者として知られる伝説のタイ人ファイターで・・、日本最強だった魔裟斗には2 戦2勝している。
 
悪玉白人を脳天蹴り一発でマットに沈めたテレビシーン(画像)を見たときは「ギョギョギョーーー!!!最強!!!と戦慄を覚えたもので、2006K1決勝では当時無敵の世界K1チャンピオンだったアンディ・サワーを2KOしたのも驚愕であった。
 
ブアカーオのケタ外れの強さにその後のK1は得意手の首固め膝蹴りを禁じ手とするなどルール変更が強行されたが、2010年K1に代わるシュートボクシングや近年のブレイキングダウン等新格闘技の台頭でK1人気はは低迷してるが,ブアカーオ(41歳)人気は不動で、来年24年1月には世界6冠を制したマニー・パッキャオ(フィリピン)との世界決戦が組まれるなど世界的脚光を浴びている。
 
なお映画はタイ語・英字幕で、長政の独白などは日本語であるが、アクションがメーンゆえ台詞や筋書きは2の次で、格闘&戦闘シーン中心のアクション専科映画である。
 
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■したがって内容はあまり関係ないが、要約するとアユタヤの日本人町(画像)で忍者集団に追い出された山田長政は、軍神ナレースワン大王傘下のムエタイ集団に助けられてムエタイを修行しつつ・・、
 
村娘との遭遇やミャンマー人蛮族との戦闘に功をなすが、最後は日本人忍者集団との決戦でジエンドという荒唐無稽なストーリーである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ちゃんちゃん