かなり昔の話。
お祭りや縁日で軍服を着て包帯をしてハーモニカやアコーディオンを弾いている人達がいた。
(戦後80年だし、今は見かけない。)
自分たちにしてみれば、見慣れた光景だった。
大きな祭りなので屋台やお化け屋敷みたいなアトラクションもあってとても楽しみだった。
クラスの男女6人でお祭りを楽しんでいたら、誰かが「お化け屋敷」行こう言った。
辿り着いたのは手作り感満載のお化け屋敷だった・・・それが逆に怖さを感じた。
さっそくペアーを組んで入る事に。
男性4人と女性2人の為に、私は男同士のペアーになった。
これはあらかじめ決めていた事。
そこで男同士のペアーの私たちが先頭、本命のペアーが2番目、すでに付き合っていたペアーが最後と言う感じでお化け屋敷に入って行く事にした。
実は前日にここにきて、座長さんや脅かし役のスタッフさんとも話をして了承をもらっていたので私たちペアーは入るとすぐに準備に取り掛かり、2番目の本命が来るのを待ち構える体制をとっていた。
私はふと「あれ?あんなところに人形あったけ?」
通路の隅で笹の葉が生い茂っているところに、ボロボロの衣装を着た人形が見えた。
私たちは持ってきていた赤い絵の具で顔や手を赤く染めて準備完了。
両脇に分かれてしゃがんで待ち構える事に・・・。
入ってすぐの突き当りの脅かし役のところで「悲鳴」が聞こえた。
悲鳴を聞いて、すぐに私たちはお互いに目で合図をして、「ワー」と大声で飛び出した。
何か鈍い音がして、足元を見ると、本命ペアーの二人が倒れていた。
慌てて後ろの脅かし役の人を呼びに行き、二人を抱えて裏手の休憩室に向かった。
座長の奥さん?から私たちはしこたま怒られた。
二人はすぐに気が付いて、私たちは二人に謝ったが・・・女の子は私たちを見て大笑い。
残りのカップルとも合流してお祭りに戻った。
その後、何があったか?聞いてみたら。
通路を曲がっていたら急に目の前に軍服を着た蒼い顔の人が立っていて、驚いている時に耳元で「ワー」と大きな音がして、気が付いたら休憩所で横になっていたとの事。
あの場所には私とペアーだった友人の二人しかいなかった・・・はず?
そう言えば、通路の隅の人形?
結局、二人が見たという「軍服の人」はわからなかった。
まぁ、めでたく彼はふられてしまったが・・・いい思い出です。
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昔は生活が困窮した傷痍軍人(戦争で傷を負った軍人)が、街頭募金を募っていたことがあっていたのですが、私が子供のころはすでに軍人ではない方が募金を行ったいました。
こんな感じで聞くとただの物乞いと思うかもしれませんが・・・
中には戦争の怖さなどを残す為に行っていたと、お世話になった社長から聞きました。
当の本人の話なので私は信じています。
ちなみにその社長さんは戦場ではなく、訓練中に片足を無くされていましたけどね。
ま、お盆も近いし・・・しばらく書いてみようかな?




