【怖話】オフ会 | 「真夜中の談話室」の缶詰

「真夜中の談話室」の缶詰

YouTube「真夜中の談話室」の準備室、資料室、倉庫。

 

まだ、インターネットが常時接続ではない頃の話し。

いわゆる、テレホ(テレホーダイ)時代・・・。

 

私にとってこのテレホの深夜23時から翌朝8時までの時間が最高に楽しい時期だったかも。

 

色々なホームページ(ウェブサイト)の掲示板等で開かれる「オフ会」も楽しみの一つでした。

実際に好きなマンガ家さんともお会いできましたし、作品にまで出してもらえたり・・・。

 

今回はそんな時代のオカルト掲示板でのオフ会の話しです。

「類は友を呼ぶ」と言いますが・・・趣味嗜好が同じ人が集まる「オフ会」は楽しかったです。

今ではいつでもオンラインで集まれるので、別の意味での楽しみがあります。

 

仮に「たぬき」さんとします。

たぬきさんが公開している「オカルト掲示板」でオフ会の話が出て参加しました。

メンバーもこの時期には珍しく15人ほど集まりました。

(掲示板等の地方のオフ会は、大体4~5人が普通でしたので・・・多かったです。)

 

初めて会う人ばかりですが、掲示板では見かける名前の人で「なるほど」っと思うような感じでした。

私はよく女性だと思われる事が多かったので、現実とのギャップで大体はつかみはOKでした。

 

今回の主人公は「坊主」と言うハンドルネームです。

(実はこのサイトのオフ会での話は沢山ありますので・・・)

席割もしてないのに、なぜか?それぞれの席に着くと言うのもよくある話でした。

私の隣は一人分空いていました。

 

オフ会が始まり、わいわいと楽しく話している時に「遅れまっした。」と年配の男性が入ってきました。

たぶん誰もがその男性をみて「坊主」さんだと思った事だと思います。

それほど掲示板でのやり取りと人柄が合う人だったからです。

(ま、本当にお寺の和尚さんでした。)

 

私の隣に座りながら「仮)乙さん」ですよねっと話しかけられた。

上でも話したが、私は女性に間違えられることが多くて、初対面の人に名前を呼ばれる事はなかったのでびっくりしてしまった。

続けて「本来は職業柄、こう言った集まりには参加しないんですけど・・・」

「気が付いていますよね。」と声を潜めていった。

私はコクリとうなずいた。

「ガハハハッ」と大笑いして、背中を叩いた。

しばらくして「坊主」さんはみんなに自己紹介をしながら名刺を配っていった。

楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、オフ会も終了。

 

店を出て、オフ会の余韻が収まらず2次会の話しも出てくる。

お店の方が「忘れものですよ。」と赤い傘を持ってきた。

「坊主」さんが「私のだ」と受け取り帰っていった。

 

今回のオフ会で掲示板に参加を表明したのは15人・・・。

座席の数は向かい合わせで7席づつ、そう参加者は14人しかいなかった。

 

でも会場で人数を数えると15人。

 

「類は友を呼ぶ」・・・呼ぶのは友だけじゃないかもしれない。

 

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------後日談

あれ以来、実は和尚さんとはよくオフで会っていました。

別に心霊関係ではなく、普通に世間話。

 

実は「赤い傘」気になっていたので、お寺に訪ねて行ったのが切っ掛けですけど・・・。

赤い傘は娘さんの傘で、駅の忘れ物として取りに行ったとの事でした。

 

ま、その後に和尚さんのせいで大変な事になるんですけどね・・・えーん