眠れないので、また音楽の話でも。
最近は全く触ってないので偉そうなこと言えないけど、フォークギターで弾き語りなどをしてたことがあって。
ギター弾ければもてる!と思い込んでいた中学時代、父親が昔弾いていたアコースティックギターを貰った。
教本と睨めっこしながら、指の先が痛くなるほど弾いていた。
最初こそバイーン!と変な音を鳴らしまくっていたが、毎日弾いてると段々と音と認識出来るようになった。
音階で当時の流行歌だったリンドバーグやドリカムの歌を弾いていたな。
季節はちょうど今頃だったな。
音階に飽きて、コードを覚え始めるとギターが楽しくて仕方なかった。
ギターを弾ければモテる、と信じていた俺は、その事をすっかり忘れていたほどだった。
高校になると、アコースティックからエレキギターに持ち変えた。
ギターの種類が変わっただけで、弾き方も違うしコードも違うし、何よりソロパートが弾けるのが楽しくて、ロックばかり聴いていた。
バンドも組んだ。
ステージにはあがらなかったけど、スタジオに入ってセッションするのは楽しかった。
高校卒業してからはエレキを置き、またアコースティックギターに戻ってきた。
ギタリストよりも、弾き語る方がいい、どうせなら弾きながら歌いたい、と。
専門学校の時、音楽好きの女友だちと一緒にストリートデビューをした。
懐メロを中心に色んな曲を弾いては歌った。
秋とは言え、その日はクソ寒い日だった。
足を止めてくれた人は数える程度だったけど、たったひとり、差し入れをくれたお姉さんに貰った缶コーヒーは甘くて美味しかったし、2人とも上手いやん、また聴きに来るわな、と褒めて貰えたのは嬉しかった。
秋になると、突然ギターが弾きたくなって、物置から引っ張り出してはちょろっと弾いてる。
で、あかん、下手になったわ、と思っては隣近所が密集している住宅事情も手伝い、いつの間にか弾くのを辞めてしまうを繰り返して来た。
弾くのも楽しいし、歌うのも楽しい。
ロックをバラード調に歌ったりして、若干のアレンジを替えて歌うのも楽しい。
またボチボチあいつに会いたいな、と思う。
物置では、鈍い色で輝きながらあいつが、フォークギターが静かに俺を待っているはず。
懲りずにまた来たのかよ、って。
で俺はあいつを抱え、触り始めた頃のように悪戦苦闘してコードを押さえる。
あいつはこう言うだろう。
お前、その曲ばっかなのな!って。
そうだよ、だって俺、お前で弾くこの曲が大好きなんだよ。
山崎まさよしの「One more time,One more chance」が。
ギターの音色と切ない歌詞がこれだけぴったりな曲はないと思うんだけどな
。
また弾こう、あいつで。
また歌おう、あいつと。
あの名曲で。
追伸
友だち達には好評だった俺の弾き語りは、もてる材料にはなりえなかったのであーる(笑)
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