投稿の順番が逆になってしまったけど、今回の秋田遠征の行程を。
今シーズンの日程が発表になったとき、仙台・山形・秋田の東北アウェイ遠征が3~4月に偏り。
秋田へ行こうと決めたときには、新幹線より飛行機のチケットの方が高くなってしまったので、陸路で行くことに。
4月下旬ならば桜が見頃かもと思い、ルートは青森⇒弘前経由で秋田入り。
青森はホテルが満室で確保できず、秋田へ前日入りすることに。
(もう1週間遅かったら函館行も視野に入れていた)
乗車券は少しでも安くと、盛岡を起点に周遊する形。
乗り継ぎ予定のはやぶさ号はすでに満席だったので、1本遅い臨時の新幹線で新青森へ、このはやぶさ号も満席でした。

12時ちょうどに新青森駅に到着し、在来線に乗り換えて電車に揺られること約40分。
弘前駅に到着したのは13時、地元駅を出発して約6時間の長旅。
長崎旅行もほぼ同じ時間なのに、東北の方が早く感じたのははやぶさ号が早いからかも。
車窓からの景色は似たり寄ったりですが…

弘前公園まで約2.5㌔の道程を休憩を挟みつつ、ぶらぶら歩いていきました。
弘前は晴れて良い天気で、気温は15℃。
(こちらでいうと3月の終わり頃)
風が吹くとまだ冷たくて、持ってきた上着を2枚重ね着しました。
三の丸東門

前日の18日に弘前市の桜の開花発表がありました。
去年より4日遅いものの、平年よりも4日早いそうです。
かつてはGWが見頃といわれていたけど、近年はかなり前倒しになっているようで。
暖かさで一気に開花が進む北日本の桜は、訪れるタイミングって難しいですね。

ずっと行われている弘前城本丸の石垣修理工事。

石垣を100年ぶりに解体して積み直したという作業。

約10年にわたる大規模な工事。

弘前城天守は2026年の秋に元の場所に戻る予定だそう。

現在は本丸内部の仮天守台に移動しています。
しだれ桜と岩木山と弘前城の3つが一緒に写るのは今年で見納めなんだとか。
(岩木山が薄っすらとしか見えないですが…)

空が赤く染まってきた岩木山と桜並木。

岩木山と『#弘前』のモニュメント。

写真を撮る必要もないくらいまだ蕾だった下乗橋の桜。

全国の桜が高齢化しているというニュースを今年よく見ましたが、弘前公園の桜も然り。
樹齢100年を超える木が300本以上とか。
りんご栽培の剪定技術を参考にしたという手入れのおかげで、その管理技術は多くの専門家から日本一と絶賛されているそうです。

満開に早いですが、青空と桜は映えますね。


これが一番咲いていたしだれ桜。



見事です。

ソメイヨシノもきれいだけど、しだれ桜の素晴らしさは何とも言えません。

ちょうどタイミングよく誰もいないときに撮ることができた写真スポット。

夕空のタイミングでもう1度、3つのコラボ写真を撮ってみました。

もうすぐ天守が移動するんだなぁ。

天守に近い場所にあるしだれ桜も見頃でした。



ライトアップが始まると、明かりに照らされた桜はまたひと味違う美しさに。

開花まであともう少し。

ハートの形をした桜が見られる秘密の場所もまだ蕾でした…



外堀の桜も咲き始めています。
川面に写る桜並木がまたきれいです。
ここに花筏が見られるのはもう少し先ですね。

露店もたくさん出店していました。
お化け屋敷もありました。
真っ黒いこんにゃくを使った『ジャンボおでん』(200円)。
弘前でしか食べられない、さくらまつりの名物だそうで行列ができていました。陽が落ちると一気に寒くなってたので温かいものが食べたくなるんでしょうね。
こんにゃく自体には味はないので、味付けにこだわりがあって人気があるのでしょうけど、今年から真っ黒い大根がお目見えしたそう。
真っ黒いおでんっていうと静岡おでんをイメージしますが違うものでしょうね。
お腹が空いていなかったので食べなかったですが、今になって買えば良かったなと。

『花より焼きだんご』というこちらも静岡では見たこともない出店で長蛇の列ができていました。
串に刺さった団子を焼いていて、みたらしだけでなく、よもぎやずんだ、さくらなどバリエーション豊富でした。
美味しそうだったな。
青森ならではといえば、アップルパイや嶽きみというとうもろこしの天ぷらのお店もあって驚きました。
次回訪れたときはチャレンジしてみたいなと思いました。

弘前駅に戻ってきたのは19時過ぎ。
お土産など買いました。

弘前駅の発車メロディは津軽じょんがら節。
三味線がホームに響くっていうのに驚きました。
臨時の『弘前さくらまつり号』に乗車して、翌日に向けて秋田入りします。

青森と秋田は隣県ですが、特急を使っても2時間かかります。
鈍行ならば2時間40分。
アウェイ遠征だからといって、青森と秋田を一括りに旅行する人はあまりいないと思います…
夜なので車窓からの景色も見られず。

【おまけ】
2024年も、ほぼ同じ日に弘前へ訪れていました。
そのときは天気も良くて、満開の桜が見られました。

ハートの形もくっきり。

同じ日に訪れたからといって、同じものが見られるとは限らず。
自然相手だからこそ難しくもあり、楽しくもあり。
弘前の天守が移動されたらまた行ってみたいし、一度は親も連れて行きたい場所だと思いました。
今年の桜はこれで本当に見納め。
たくさんの桜で春を楽しませてもらいました。
