『推し活』って言葉が認知されるくらい当たり前になった。
特定のスポーツチームや歌手やアイドル、グループの特定の人を推すことも『推し活』の一つかも。
このところ、アーティストの訃報が相次いで報道されている。
『昭和を彩ったスターがまた一人この世を去った』なんて表現されて、昭和生まれとしてはなんとも寂しいものがある。
先日BUCK-TICKのボーカルの訃報をスマホの速報で知る。
自分たちの年齢にしては、若干年齢層は高めだから馴染みが薄くて、どストライクではない。
よく一緒に旅行に出掛ける友達は兄妹の影響を受けてこのグループのファンでしょっちゅうライブにも行っている。
訃報が入った夕方、真っ先に友達の顔を浮かんで心配だったから『大丈夫?』と一言LINEを送った。
暫くして夜『ちょっと落ち着いてきた、ありがとう』と返信があった。
『気持ちが癒えるまで時間はかかるだろうけど、歌はずっと残るから』と送信してやりとりを終えた。
来月のチケットが手に入ったと喜んでいたばかりだった。
ライブは中止が決まってしまったし、ボーカル不在のままグループは存続できても新曲作成とか今後はどうなるのだろう…
間違いなくショックを受けているだろうし、大丈夫なわけがない。
でも、かける言葉が今は見つからない。
そっとしておくのもやさしさだと思い、LINEでのやりとりはそこまでにした。
年内には会う予定だから、それまでにはいつもの元気を取り戻してくれたら。
『推し活』はライフスタイルを明るくするなんて言われる時代。
推しがいなくなる日がくるなんて考えたくもないけど。
少なくとも自分が生きているうちは…