【J1】第30節(HOME)ジュビロ磐田vs.セレッソ大阪

 


磐田 2-2 C大阪

 

【得点】

磐田…

 金子 翔太 (57')

 オウンゴール (70')

C大阪…

 アダム タガート (25')

 進藤 亮佑 (52')

 

【退場】

磐田…

 鹿沼 直生 (90'+4)


 【警告】

磐田…

 山本 義道 (65')

 

 

【スタッツ】

42% ボール支配率 58%

7 シュート 12

8 GK 7

1 CK 6

1 直接FK 7

4 オフサイド 1

 


 この試合のスポンサーは『ヤマハ・ヤマハ発動機』本社が磐田に移転して今年で50年なのだそう。



入場後に貰えたステッカー。


マッチデープログラムの表紙はJ1・100試合出場となった昌也。


出場停止選手とコロナによる出場不可の選手を除いたメンバーで構成した結果、リザーブにはGK2人、若手選手がメンバー入りする初めての事態。

何より驚いたのは長期の怪我から復帰した山田のスタメン起用。


GK3人によるウォーミングアップはレアだなぁ。


セレッソサポーターの皆さん、台風接近の中のご来場お疲れさまでした。
メインスタンドにもピンクユニ、大勢駆けつけてくれました。


セレッソには、かつてジュビロにレンタル移籍した舩木がスタメン出場。
ジュビロサポーターから大きな拍手が送られました。


リーグ戦のホームゲームでは初出場となった古川くん。


今年最後のJubilation、雨降らなくてよかったですね。
セレッソ側のピンク色のライトもキレイでした。
今年最後だというのに、バタバタしていてペンライトを忘れてしまった…


選手入場


風が強く吹くスタジアム上空。


コイントスでどちらかがエンドを逆に選んだので、前半はサポーターの待つゴールへ攻めることに。


ジュビロボールでキックオフ。


開始15分ぐらいまでは攻守が目まぐるしく変わる展開が続く。

健勇に対するファールで得たFKのチャンスを力也が蹴るも、大きく枠の上へ飛んでいき思わずため息。


すると25分、セレッソのアダム・タガートに切り返しから左足シュートを叩き込まれて先制を許す。


この試合は気温は高めだったものの、意外と湿度は低くカラッとしていて、暑さは感じず。
飲水タイムも設けられず。

前半ATは1分


康裕からのリターンパスを受けて、山田が左足を振り抜き強烈なシュートを放つも、わずかに枠を外してしまう…


前半終了。


前半終了時のスタッツ。

諸々の項目でセレッソが当然ながら上回る。


後半


サポーターを背に、C大阪ボールでキックオフ。



52分、C大阪のCKから進藤に頭で合わせられて2点差に…

後半の立ち上がりは大事なのに。
相手選手に煽られ、集中力をかき乱されたなー



しかし、その5分後。

ジュビロはカウンターから右に真優がボールを受けて、ゴール前に勢いのあるボールを送ると、センターの健勇をスルーしてファーの金子の足下へ。
金子はトラップしてタメを作ってから冷静に右足一閃!
カーブの掛かったシュートがゴール右に収まり、1点を返す!


苦しいときこそ鼓舞してくれる金子の存在が、今はとても有り難くて心強い。


1点差に迫る。



試合は60分を過ぎても、監督は交代メンバーを起用せず。

フィールドプレーヤーの控えがいつもより少なめだからなのか…



康裕とセレッソの清武が接触し、試合が中断。

何ごともなく試合は再開。


70分、スローインの流れから山田が右サイドにボール展開すると真優が抜け出し、深い位置からグラウンダーのクロスを送ると、セレッソの進藤が触れたキックがそのままゴールネットを揺らし、幸運な形でジュビロが同点に追い付いた!!

 


同点に追いついた直後から、心配していた雨が降り始めた。
強い風に煽られて、雨の量の割に強い降り方。

ジュビロは最初の交代に山田から松原を投入。
山田の退場にはスタジアムかは大きな拍手。

帰ってきた背番号10は期待以上のプレーを見せてくれたけど、試合勘が戻ってきたらもっと質が上がってくるかなと期待。

直後にセレッソは3枚替え。


75分すぎには、セレッソがハーフウェーラインからのスルーパスに反応したアダム・タガートが抜け出し、ゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定。

その後オフサイドの判定を巡ってプレーが中断し、VARの審議待ちに。

チェックが終わり、オフサイド判定で難を逃れる。

最近は副審もそのタイミングフラグをあげずにディレイでとるから、遅いよぉ!ってなるけど、今はそれが基本なのね。

この後、健太郎に代えて鹿沼を投入。


この試合の入場者数は8,089人。

台風接近とか天候次第というより、この順位を受けて冷めてしまったかと思われる入り…


1ヶ月半ぶりのヤマハスタジアム開催だというのに、寂しいかな。

徐々に雨が強く降り、ゴール裏側にも風向きで舞い込んでくる。


残り5分と言うところで、健太郎と真優に代えて、古川と陸を投入。

投入直後の88分には古川が左サイドで攻撃を展開し、ドリブルで相手選手をかわして敵陣深くからクロスを送ると、金子が落として最後は松原が右足でシュートを放つ。
しかし、惜しくもクロスバーに当たってしまい、決定機を逃す…。゚(゚´Д`゚)゚。


そういえば、後半開始早々にセレッソの某選手がジュビロのゴール裏を煽って、主審に注意を受けていたけど、古川くんにチンチンにされて振り切られてたっけね。

だから余計にゴールが逸れて悔しい。


後半ATは5分。


AT4分にはカウンターから抜け出されたところを鹿沼が相手選手を倒してしまい、鹿沼に一発退場処分…
悔しい判定だけど、突破されていたら1点ものだったし、勇気あるプレーと称えたい。


試合はこのまま終了。

ジュビロは勝ち点1を積み上げるに留まる。



前半シュート2本だったのが後半は7本。
支配率も持ち直し、走行距離スプリントも上回った。


ゴール裏からは拍手。


苦しい台所事情ながら、なんとか掴んだ勝ち点1。

山田一人が入るだけで、こんなにも違うものかと。

守備陣だけでなく、山田からの周りへ気配りするような声がけするシーンが何度も見られた。

選手もいつものプレッシャーから解放されたような程よい緊張感の中でプレーしていたように見えたし、スタジアムの雰囲気もいつもと違うように感じた。

追い詰められてる感は変わらず、厳しい状況は続いているけど、出番に甘んじた選手も意外と使えるじゃないかと、まだまだやれるんじゃないかと、前向きに思えた試合に。


フレキシブルなメンバーで臨んだわけだけど、中断期間中に戻ってくる選手たちとどう組み合わせてダービーに臨むか?

ぜったいに勝たなければいけない試合で勝てるか?

答えは2週間後。


お疲れさまでした。

【スタジアム情報】

試合会場 ヤマハスタジアム

入場者数 8,089人

天気 曇のち雨

気温 28.3℃

湿度 44%

主審 清水 勇人