※ご注意ください※
・特殊NPCのアグネスさんをチートでプレイしています。
・アグネスさんの特質を変更しています。
・シムズ3の要素があります。
・デフォシム同士の恋愛があります。
これまでのお話
【アグネス&始祖の恋愛カウンセラー】
【ミラルカの恋】
【上の2つを統合した現行シリーズ】
ヴラド「ふはははは、やったぞぉ!」
始祖、「クリスタルクラフター」の願望達成。
渇きの速度は遅くなるし、出世は早くなるし、イヴィー君は傑作を連発、アグネスさんとのロマンチックな会話はひたすら熱く燃え上がり、高めのスキルを要求される映画にも楽々パスできるようになったミラルカにも感謝される、と良いことだらけ。
季節はいつの間にか、秋になっていました。
オーケンスティードはもともと木が多く、完全に建て直してからも木や茂みをたっぷり植えたので、落ち葉だらけです。
アグネス「は、恥ずかしいですわ。貴方が先にお入りになって」
ヴラド「ふふ、生娘のように恥じらって、愛いやつじゃの。
この柔らかな落ち葉は、我々の愛の巣じゃ」
ヴラド「小鳥も落ち葉で巣を作り、愛を育むであろう?
ここがワシらの愛の巣じゃ」
アグネス「……あっ」
ハートがたっぷり飛び交ってはいたものの
アグネス「もう、あの方ったら!
ベッドでしましょうって言ったのに、あんな腐った落ち葉のなかで!
まあ、それだけ私を求めてくださっているってことなんでしょうけれど。ぶつぶつ」
二人が去った後に、通りかかったミラルカ。
ミラルカ「いやだわ、この落ち葉の山。
ただ腐ってるだけじゃなくて、なんだか(自粛)臭いじゃないの。
さっさと燃やすに限るわね」
愛の巣は派手に炎上してしてしまいました。
この週も死神から連絡があったけれど、願望ポイントで「若さの薬」を買い、料理(レベル10)とグルメ料理(レベル7)を終えたらおしまい。スクショ撮るのを忘れるほどでした。
そして翌週。
死神「今こそその時……。神々の食べ物を料理する時だ」
ミラルカ「作ったわよ」
死神「じゃあ、ゴースト・ナイトに行ってよ。
面白そうなゴーストがいたら、食べさせてみたら?」
ミラルカ「…………」
死神の指令通り「ゴースト・ナイト」開催中のバーへ。
ヴラド「Oasis Springsも良いところじゃな。年寄りには少々乾燥しすぎておるが」
ブラッディ・ジェーンを飲んでいると
フェリックス・サイデッド「こんばんは。
随分昔ですが、あなたとお会いしたことがあります。
ヴラディスラウス・ストラウド3世さんでしたか、それとも2世さんでしたか……」
ヴラド「2世でも3世でも良いではないか。我が一族は皆同じ顔をしているのが特徴でな。
当主が交代しても分からぬ、と苦情を言われると、おかしくてたまらぬのだ」
ヴラドはにやりと笑い、ミラルカに目配せをして席を立ちました。
ミラルカ「あとは、パーティーを開くのでしたね」
ヴラド「ウインナーロースト大会なぞ面白いのではないか?
庭のロースト設備もグリルも、結局この夏使わなかったからな。
隣の一家を呼ぼう。大食いの男がいるから、料理が余って困ることが無いからの。
ワシとアグネスに任せておけ」
ミラルカ「ありがとうございます」
パーティーが始まると同時に、死神の叫び声が聞こえました。
死神「信じられない!やったね!これでシムが生き返るなんて、素晴らしい!
自分でも作ってみないと!
……ところで、その神々の食べ物を食べるのは誰?」
ミラルカはその声を無視して、庭で薪をくべました。
ヴラド「あちあちあち、ミラルカ、もうちょっと静かに薪をくべろ!」
ミラルカ「まだ火おこしが終わっていないのに、急いでマシュマロを焼こうとした始祖が悪いのでしょう?」
ヴィヴィアン「ガールスカウトのキャンプを思い出すわ」
アグネス「そういえば、私も行きましたわ。懐かしい」
イヴィー「さっき釣ったばっかりの魚食うかな」
マシュマロを焼く始祖と
たき火で火が通るの?というサイズの魚を焼くイヴィー君。
たき火のそばでギターをつま弾く始祖と、思い出話に花を咲かせるアグネスさん。
エリック・ルイス「素敵な夜だ」
キム・デニス「うむ。しかし、少々火が大きくなりすぎ……」
案の定大炎上する椅子と、即座に消火器をぶちまける始祖。
アグネス「火事よ!火事!大変!誰か来て!」
イヴィー「ぎゃあああああ!火事!火事!」
プールに落ちるギリギリを走って逃げるアグネスさんと、パニックのあまり消防隊を突き飛ばしかけるイヴィー君。
ヴィヴィアン「あなた、意外と根性がないのね」
イヴィー「うるさい」
火事は消えたのですが「火に対する恐怖」がついてしまったので「恐怖よ去れ」を服用。
火事を消し止めたところでなぜかジュディスさんが訪ねて来たので
焦げた椅子は見えないことにして、始祖の静かなギターに皆で耳を傾けます。
ウインナーロースト大会は無事ゴールドで終了。
「死神の報酬」をすべて手に入れ、クエストは終了。
ところが、ウインナーや椅子や薪の焦げた匂いに交じって、とてもとても遠くから声が聞こえてきました。
死神「ミラルカ……。
あの人間の男は、誰だ……?
なぜ私を置いて行った?なぜ私たちの家に帰ってこない?
ミラルカはヴァンパイア。あらゆるものに耐性があり、まず死ぬことはない。
ならばいっそ、あの人間の男を……!
許さん、許さんぞ!私のミラルカを!」
次回に続く。
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