【真夏のシンデレラ感想_5話】今回のテーマは好きな人のためなら、でOK? | 妄想泥棒のブログ(銀英伝・ハガレン二次創作小説とマンガ・読書・間宮祥太朗ドラマ感想)

妄想泥棒のブログ(銀英伝・ハガレン二次創作小説とマンガ・読書・間宮祥太朗ドラマ感想)

旧名「給料泥棒のブログ」を2014年7月に変更。
銀英伝ヒルダ視点による大河もどき小説を書いてましたが150話をもって完結。ハガレン小説も全86話で完結済。
2014年3月から、俳優間宮祥太朗さんのことしか呟けない病にかかりました。しばらくそっとしておいてください…。

今回は一段と感想書くの難しいわー😂

勝手に書いてて勝手に困ってる私がただの変な奴なだけなんですけどねアハアハ。今日も笑って許せる人だけどーぞ🙇‍♀️



①周辺描写を盛り上げたりリカバリしたいのは伝わってきた


なんか、突然、公式が男3人組の二次創作もどきのエピソード呟き出したりSpotifyとかでキャラの補完を始めたりしたので、、、、

私みたいなうるせ〜突っ込み型視聴者の声に頑張って応えようとしてくれてるんじゃないかって気がしてならない。「彼らの友情とか背景描写がないからキャラが薄い」みたいな無責任な放言ばっかしてる自分を思い出し、ごめんねごめんねってつい謝りたくなりました😂



それはそれとして、SpotifyのPodcastは楽しく聴きましたよ。ちゃんと健人だけでなく修と守のキャラ補完になってましたから公式さんどうか安心して←


とにかく、あいりちゃんと修守の三角関係をどうしても盛り上げたいのは良く分かりました。

私の勘違いでなければ、前回までは健人と匠の対峙場面で流れてたあの決闘のテーマ(おいこら勝手に命名するな)が、この場面でジャカジャーンって鳴ってたのでそういう事なんだと思っておきます。





この場面さ、最初リアタイした時は、あいりちゃんの居所突き止めたり花束までかぶったりしてる無茶な設定に突っ込みしかなかったんですが、2回目見てたらなんか可愛くってクスクス笑いが止まらなくなっちゃったから、多分私はこっちの三角関係の楽しみ方がわかってきたかもです。


お姉の方は、まだまだ応援に至れないのよ。すまんのう。

今んとこ絶倫くんだけが一方的に盛り上がっている様に見えてしまっておりますので、お姉の方の気持ちが動く描写が始まるとまた感想変わると思います。でも、坊やの存在だけは雑にせんといてな。突然「ボク、先生がパパでもいいよ」とか言わせないでくれよな頼むで?



一方、視聴者の突っ込み集中砲火を受けまくっていた匠の片恋ですが…

こっちの関係は撤収開始かな?って感じましたが、皆さんはどう感じました?

結局さ、高校時代に何があったのかも知らされないまま「匠くんが好きなのは私じゃなくて」とか色っぽく言われてもですね、なんのこっちゃでしかないわけで。さんざん思わせぶりな癖強女を演じさせられた役者さんに同情してしまう。まあそういう雰囲気を出せるぴったりの女優さんでしたし楽しく友情出演?なさってただろうと思うんですけどね😆



これらのキャラたちも今後補完していく予定ならば、私は積極的にそれに乗ろうと思います。何より心が荒まなくてすみそうだから😂



②トレンドインしたお騒がせ彼女事件


本日はなんといってもコレでしょう。

途中まで、「うわ何これやめて重い」ってなってたのに、「結局どういう事ですか?は??」で終わった謎が謎呼ぶエピソード。



相手両親の言動にカリカリきてる方も多かったですが、私はそもそものところからもうツッコミ止まらん暴走機関車状態になってたから🤣お母さんの嫌味とかむしろ全然どうでも良かったです。


  • 弟よ、なぜ健人を呼んで相談しようと思った?
  • 一応交際して合意の上だったなら責任は女子側にもありますが?
  • 浮気相手の子と確信してるって事は、さては弟🍒なんちゃいますの?
  • で、この一家次は浮気相手のとこに殴り込みに行くのかい?
  • で、で、結局弟と彼女は別れるんすかどうなんですか?いや超どうでもいいんだけど
  • 彼女の問題何一つ解決してないままこのエピソードもう出てこない可能性高くて震えてる


まじで言いたい。このエピソード本当に必要でした?

土下座してまで頑張ってるヒロインを描くため?そして「好きな人のためなら何でもできる」を主人公二人の盛り上げに繋げるため?




いやー正直言ってどっちも失敗してると思うんだ…。

不遇なヒロイン描写はもう既にお腹いっぱい感がありますので、さすがにもう勘弁して欲しいと思ってしまったし

「好きな人のためなら」もね、私は全くそうは受け止めなかったですね。だって、自分の子供じゃない子を家族に嘘ついて育てようとしたんですよ?

ただ幼稚なだけの弟と、その間違いを教えられない家族…まるで美談の様に描かれても、私の感覚とは違い過ぎてて、ちょっと言葉にならんわ。




③ストレートな告白が一番の盛り上がりどころのはずだが


そういう訳で(どういう訳だよ)、せっかくの盛り上げポイントだったはずの告白が、大いに削がれてしまった気がします。

(いや実際には前回以上の呟き数あったし、ちゃんとキュンしてた人たちいっぱいいたの知ってますが、あくまでも個人的な感想として)



「好きな人のためなら何でもできる真っ直ぐな良い弟…?せやろか…?」

などと考えてしまい、その雑念がために全然キュンとかできなかったんです。非常に非常に残念である。




個人的には、最初のスマホを落としただけなのに、からの東京デート編の方が好きだったかな💕




これまでも、恋敵とのイチャを見せつけられてガビーンな中沢リスペクトやら

神尾くんとの対決でナンバコンビやらの、セルフオマージュやらされまくってる本作の間宮が、

今回は「花枝。花枝!」じゃなくて「なつみ、なつみ!」と叫んで走り回るというこれまた既視感ありまくりのファイトソングやってるのも可愛いかったな。





(多分、次は魔法のリノベの土下座ならぬ土下寝やるな😁)

(インテリ眼鏡かけて「おつかれ様、たくみくん」とかドヤり始めたらどうしよう)


予告では、ぶつかり稽古してる様にしか見えなかった唐突な飛びつきハグも、ちゃんとエピソード通してみれば納得の流れで良かったと思えました。





④これ回収されないエピソードが増えていくだけでは?


色々言いたい事はありますが、これだけは感謝している!

本作の監督・カメラさんは、間宮祥太朗を美しく撮るのをすごく頑張ってくれている





綺麗だわーああ綺麗だわ〜。とってもとっても綺麗だわー。


けれども私はもうこれだけでは満足出来ないのでございます!業の深い強欲なオタクを許してくれ!

ちゃんと、王子の心の中の葛藤を描いて欲しいのです!



前回までは、主人公二人の会話などで好きだなと感じる台詞などもあったのですが、

今回は残念ながらそれがなく、一気にキャラたちの記号化が進んでしまったという印象を受けました。


記号としての、三角関係

記号としての、ワンナイトからの大人の恋

記号としての、幼馴染の恋敵

記号としての、優しく真っ直ぐに見つめてくれる王子




これまで物語で起きたイベントは、その時には「えっ」っと驚き反響を呼んでも、その後のフォローが雑過ぎて拍子抜けする事が続いてしまっています。

ギター壊れたクズい元カレへの五万円とか、父ちゃん使い込んだ金の補填とか

王子がプレゼンぶっち後、あっさり仕事続けてるの違和感しかないし

君こそ近づくなと言われた匠のその後とかも、言い返した訳でもなく宙ぶらりんのまま続いてる



だから、今回の妊娠騒ぎもきっとそうなるのではって考えちゃいますし、

エピソードも登場人物の描写も、ますますトレンド的反響だけを意識したものに偏っていったらすごく残念です。


群像劇とは、登場人物たちの複雑で繊細な人間模様を描くものだと思っていますし、本作の役者さんたち皆それができる人揃っているはずです。脚本家さんだって、それが得意そうな片鱗がちゃんと垣間見えるのに。なんでこっちの方向にばかり舵を切っちゃってるんでしょうね?



主人公二人の恋の障害を描くのに、本作の最大の主題は「格差の恋」であるはずで、

正直言って恋のライバルとか、家族によるトラブルなんてのはノイズでしかない。

本流である二人の格差を丁寧に描きさえすれば、トレンドなんかに頼らずとも必ず他のキャラも活きてくるはずなんですよ。



例えば、

  • シンママの元夫はやはり東京の恵まれたリーマンだったので、一時のリゾート恋の結果を悔いており、ヒロインに助言してくれる
  • あいりは、地元の離婚家族の多さ、働かないヒモみたいな男たちに嫌気がさしていて、絶対に都会の男を捕まえてこの街を出ていこうとしている
  • 匠は、そんな地元の女達が都会の男に遊ばれて不幸になるのが辛い。幼馴染の夏海はそうなって欲しくないと必死
とか、そういうのであれば、十分にリアルな人間関係が描けたと思うのですが…。
今からでもどうにかならないでしょうか…?え?そういう暗いのはTBSとかNHKじゃないとダメ…?
うーん、やはり月9か。月9に求められる壁は高いですなあ…。関係者皆大変なはずだわ…。