昨日、630日は夏越の大祓(なごしのおおはらえ)の日でした。「名越の大祓」、「六月(水無月)の大祓」など書き方、呼び方はいくつかあるようです。


お正月から半年間で自分に積もってしまった罪や穢れ(けがれ)を綺麗に祓い清めて、清々しい気持ちで後半を始めましょうという神事だそうです。


今年は、古事記に触れる機会が何度かあり、この儀式のことを知ったので、生まれて初めて、赤坂の日枝(ひえ)神社の儀式に参加してきました。



もう少しで始まるというころから、恵みの雨が降り始めました。


受付で初穂料(お気持ちということでしたので、私は前の方たちにならい千円)を納め、「人形(ひとかた)、切麻(きりぬさ)、リーフレット」をいただきました。


始まる前に、人形(ひとかた)に名前を書いておきます。年齢や住所を書く場合もあるようですが、私に教えてくれた方は名前だけと言われました。



いよいよ始まりました。リーフレットに書かれてある大祓詞(おおはらえのことば)を神職さんに合わせて全員で読み上げました。


切麻(きりぬさ)は紙を四角く切ったものと麻を合わせたもので、身体に振りかけます。簡単ですが、祓いの力は最高レベルだそうです。


名前を書いておいた人形で身体の悪い部分などを撫でて、息を3回フーフーと吹きかけ、悪いものを人形に移します。その後、全員の人形は集められ、お焚き上げをして罪や穢れ(けがれ)を消滅させます。


次に病魔を退け罪穢れをお祓いするために、茅(ちがや)を束ねて作った茅の輪(ちのわ)をくぐりました。左、右、左、と3回八の字を描くようにくぐったら、本殿にて全員で参拝。そして、お神酒をいただきました。



儀式が終わったころ、まだ若い男性がお友だちに、これで今年の後半もがんばれるなと話しているのが聞こえてきて、きっとこの人たちは小さいころからこういうことが当たり前の環境で育ったんだなと思いました(^^)


私も、このような昔から受け継がれてきた行事を大切にする心を忘れない生活をしたいと思いました。




最後までお読みいただきありがとうございました♡