久しぶり、2階のおばちゃんです。
年末が近づいてきたね~。
大掃除と正月の準備で毎年バタバタしてんねんけどね、今年は余裕もって
窓掃除やらできるわ。
床掃除の雑巾がけも毎年、時間ないわ言うて、いつものクイックルワイパーで
終わらしてたけど、今回は腰にサポーター装着して雑巾がけ頑張れるわ。
数カ月前までは忙しくなんのを想定しててんけどね。最高に脂が乗って
ピチピチ跳ねてるはずやってんけど、予定してた大きい仕事が入ってこなく
なったもんやから急に時間ができた状態になってん。
1カ月半ほど前に分かってんけど、クライアントさんの都合で仕事のスケジュールが大幅に後ろ倒しの変更となってね、おばちゃんも何となく予感があったから
「ああ、いいですよ~。ハイハイ大丈夫です~」で、やりとり終わってんけど・・・
依頼こーへんから、お茶でも飲もか思てズーズーすすりながらホッと一息ついた
とこで、ようやく自分の置かれてる状況に気づいてん。
これって収入激下がりってことやん。
いや、ちゃうわ、これってほとんどおカネはいってこーへんってことやん。
これは「パートに出なさい」って神からのお告げなんちゃうやろか思てね。
短期で探すと大体、工場での軽作業とか立ち仕事やねんけど、全く経験が無いのと
歳いってんので「すみません、今回は~・・・」ってなるねん。
「不採用」って書かれたステッカーをおでこにバチって貼られた感じやわ。
おかげで合計3枚がおでこに貼られた結果となってんけどね。
これは「ハシビロコウのふたばちゃんのように動かず、ゆっくり休みなさい」って
神からのお告げなんちゃうやろかってことで、ありがたくもらっとくことにしたわ。
ほな今回も頑張って書きまひょか。
2024年12月3日にテートブリテン(Tate Britain)で今年のターナープライズの
受賞者が発表されて、例のごとくBBCで生放送されてん。
今年の受賞者は。。。 ジャスリン コー (Jasleen Kaur)さん!
コーさんが受賞したって聞いてめっちゃ嬉しかったわ~。おばちゃん、彼女の作品
結構いいなあ思てたから、人のことやねんけど自分が受賞したみたいな気分になって「やっぱりな、そやろ!? そやろ!? そうやと思てん。」って感じで、
自分の収入激下がりのことも忘れて久しぶりに喜んだわ~。
まあ、人のことやねんけどね。
今年のターナープライズ候補者については、おばちゃんのブログ
「2024年ターナープライズショートリスト」を確認してな。
今年のターナープライズの審査員は4名みたいやね。そこにテートブリテンの
ダイレクターのアレックス ファーカソン(Alex Farquharson)さんを加えて
審査しはったってことやわ。
今回のコーさんの受賞は、2023年スコットランドのグラスゴーで開催した
彼女のソロエキシビション「Alter Altar」が評価対象となってるねん。
コーさん受賞の理由についてテートのホームページで言うたはんのは、
こんな感じやわ↓
「彼女の作品は、日常の物を考察し、音と音楽を通してそれらを躍動感あふれる
ものにし、コミュニティと文化の継承を呼び起こすものです。
Alter Altarで個人的、政治的、精神的なものを巧みに織り交ぜ、連帯感と喜びの
両方を示唆する視覚的で聴覚的な体験を演出した点を評価しました。
Irn Bru(アイアンブルー)から家族写真、ビンテージのフォード エスコートまで、
予期せぬ遊び心のある素材の組み合わせによってさまざまな声を集め、適応力と
可能性の瞬間を見つけ出す彼女の能力を称賛します。」
ってことやわ。
おばちゃんが彼女の作品をええなぁって思ったんは、今現在、世界が抱えてる
移民問題や文化的多様性の難しさに「乗り越えられんで~」って、見に来た人に
明るい希望を示してる作品やと思うからやねん。
そこにコーさんの人となりが見えて好感が持てるんよ。
もうちょっとどっかにコメント無いかなあって探してたら、審査員の1人が
コメントしたはんのを見つけてんけどね、シックリくんなあと思ってん。
「彼女の作品は、まさにタイムリーな問題を捉えており、ナショナリズム、分断、
社会的統制がますます顕著になる世界で、私たちがどのように共に
生きていくべきかを想像力豊かに語っている」
ついでに、ファーカソンさんがコメントしたはんのも見つけたわ。
「(彼女の作品は) 現代アートの手法を通して、英国のアイデンティティについて
新たな考え方を切り開くものだ。」
ここで言うたはる「英国のアイデンティティ」って「生粋のイギリス人の
アイデンティティ」って意味やなくて、「移民大国のアイデンティティ」って
意味やで。
今回の授賞式の日は、テートブリテンの外で親パレスチナの抗議者らが集まって、
聖歌を唱えたり、横断幕や旗を振って抗議活動したはったらしいわ。
テートに対する抗議やねんけど、スタッキストのようにターナープライズに選ばれるアート作品に抗議してるんとちごて、今も続いてるパレスチナとイスラエル戦争で、イスラエル政権に加担する組織や企業とテートが関わってはることに
抗議したはんねん。
外では抗議活動が展開されている中、テートブリテンではターナープライズの
お祭り騒ぎで楽しい時間が流れてたわけやわ。
受賞者ジャスリン コーさんの名前が呼ばれて、スポットライトを浴びる中、
パレスチナの国旗を首に提げ、スコットランド訛りの英語で
受賞スピーチしはってん。
最初の感謝の意から、彼女の魅力が100%溢れた素晴らしいスピーチやったなあと
思うわ。
ただ、こういうアート関連、特にアーティスト自身の言葉って結構、抽象的な表現が多いから翻訳泣かせやねん。
最初にソロエキシビション「Alter Altar」が開催されたグラスゴーにある
ギャラリー「トラムウェイ」(Tramway)のスタッフ、チームや協力者、友達に
感謝を述べた後、こんな感じ↓で続くねん。
「組織を作り世界を構築していくという、多くの時間を要する丹念な努力の姿を
見せてくれているアーティストたち、詩人たち、親たち、学生たち、そして、
自由に向かって人生を歩む人々・・・・ 死ではなく生を求める人々に
感謝の意を表したいと思います。」
「組織化と世界構築」って言い方をしたはんねんけどね、日本語にするとなんか
たいそうな感じに聞こえるけど、要は、目標に向かって人々がお互い協力して
新しい社会的な価値観を作り上げようとしたり、理想的な社会やコミュニティを
形成する努力をしているアーティストたち、詩人たち、親たち、学生たちに
感謝の意を表しますってことやねん。
ほんで、自由に向かって人生を歩んでる、死ではなく生を求める人々にも感謝の意を表しますって言うたはんねんけど、彼女は自分が住んでるイギリスだけやなくて
常日ごろ世界を考えたはるから、こんな凄い言葉が出てくんねんなあって
関心するわ。
おばちゃんみたいなポンポコリンのアンポンタンな脳では到底思いつかへんわ。
ほんで、次の言葉↓が続くねん。
「私は、今、外にいる抗議者たちの呼びかけに応えたいと思います。
私が固く支持するアーティスト、文化人、テートのスタッフ、学生たちが抗議行動を行っています。
彼らは公開状の要求を実現するために集まっており、私が最後に確認した時点では、わずか1週間で1,310人もの署名が集まっています。
その公開状は、パレスチナ人に対する大量虐殺であると、国連(UN)と
国際司法裁判所(ICJ)がようやく認めようとしている行為に加担している組織や
企業との関係を断つよう、テートに求めるものです。
これは過激な要求ではないですし、そうあるべきでありません。
アーティストのキャリアや安全を危険にさらすべきでもありません。
私たちは、アーティストたちがサクラー家(パーデュ ファーマ社 - Purdue Pharma)に対して抗議を行ったように、このような問題のある組織や企業との結びつきは
倫理的でないという共通認識を作ろうとしています。
アーティストは解放や自由といった表現を創作することがアートギャラリーでは
奨励されているのに、それが現実に人生を意味するときには、なぜ閉ざされて
しまうのか、私は不思議に思います。
アートギャラリーでの政治的表現と、人生における現実的な政治の実践との間にある隔たりをなくしてほしいです。
もし私たちを中に招き入れたいのであれば、外で私たちの話に耳を傾ける必要が
あるということを、このような文化芸術の協会や機関に理解して頂きたいです。
私たちはずっと前に停戦してほしかったのです。
今すぐ完全な停戦が必要です。
今すぐ武器禁輸措置を。
パレスチナに自由を。」
Video credit: Turner Prize 2024 Jasleen Kaur, via chunkymark
テートが創設し所有するテートブリテンで、これまたテートが開催するターナー
プライズで受賞したアーティストが、受賞スピーチでテートに対し抗議を示す
なんて、今までの受賞者の中でいいひんかったんちゃうやろか?
彼女のスピーチの内容をちょっと解説していくで。
●公開状 (Open letter)
公開状は、幅広い読者に読まれることを意図したレターで、その内容は個人や団体宛ての抗議や訴えで、新聞やメディアを通じて一般に広く公開することやわ。
●アーティストたちによるサクラー家(Sackler)への抗議
アメリカの大手製薬会社パーデュ ファーマ(Purdue Pharma)を運営してる
サクラー家一族が劇薬鎮痛剤の販売で大儲けして、大量に鎮痛薬依存者や
死者が出た問題やわ。何千件におよぶ訴訟を起こされ未だに続いてて、この一族と
取り巻き関係者や企業らの悪事が次から次へとこれでもかってくらい
出てきてんねん。で、この一族、有害な金儲けで得たお金で世界の有名な美術館、
博物館、ギャラリー、大学や医療機関に多額の寄付をしてはって
「評判ロンダリング」(Reputation laundering)やと言われてるわ。
寄付したとこに「Sackler」の名前を入れてもらうのが好きやったみたいで、
あらゆる寄付先の敷地内に「Sackler」の名前が入った特別展示室、図書館、
研究所、建物がアメリカやイギリス、ヨーロッパでいくつもあってん。
そんな状態にアーティストやらが、「あんたら、がめついことして、ええ加減に
しときや」って怒らはって2019年を皮切りに、これらの文化施設や機関から「Sackler」の名前を削除して、今後サクラー家からの寄付を拒否するよう求めた
アーティストらによるデモがあっちこっちで起こるようになってん。
その圧力に屈して、金銭を受け取ってたとこの一部の機関や施設は、「Sackler」の名前を削除したり、今後サクラー家からの寄付を受け取らへんって宣言するに
至ったってことやねん。
因みに「評判ロンダリング」ってのは、慈善寄付を利用して自分とこの企業の社会的イメージを向上し、批判や論争や抗議から注意をそらす行為のことやわ。
サクラー家とパーデュ ファーマについては、ザっとまとめたんをおまけで
別のブログに入れとくし、興味あったら読んでな。
●アートギャラリーでの政治的表現と人生での政治的実践の行為
ギャラリーでアーティストが自由と解放のビジョンを想像して作品を展示したら
「素晴らしいわ~」って褒めるくせに、現実世界においてアーティストがその自由と解放のために「よっしゃ、今の状況を変えたんで」って政治的行動や声を上げたら、抑圧したり無視したりすんのはなんでやねんって疑問を投げかけてはるって
ことやわ。
「もし私たちを中に招き入れたいのであれば、外で私たちの話に耳を傾ける
必要がある」っていうのは、ギャラリーの中での芸術表現だけやなく、
ギャラリーの外での活動や政治的スタンスも真剣に受け止められ尊重されるべきやって言ったはんねん。
おばちゃんが調べた限りでは、各新聞やメディアは、コーさんの作品を
紹介すんのと共に、彼女のパレスチナ問題の受賞スピーチについても記載したはってんけど、1社だけ、彼女の受賞スピーチに全く触れず、その代わりターナープライズ受賞時のパーティーで彼女を呼び止めて、ちょっと立ち話したときの内容を
書いたはる有名なメディアの記事を見つけてん。
その1社にとっては、彼女の受賞スピーチよりも立ち話のほうが
重要な内容やったらしいわ。
受賞スピーチよりも重要で記事にする価値があると記載しはった内容が
これ↓やねん。
『コーさんは、自分の子供の頃はターナープライズの存在を知らず、
そういった「文化的なつながり」がなかったと言った。
彼女は「今日、地元のシーク教徒のコミュニティの人達や、私が育った地域の
いろんな人達からたくさんのメッセージをもらいました。
このような目につきやすいイベントは、いろんな多くの人達にとって大きな意味が
あります。いろんな異なるグループの人達にとって意味のある事で、私は
そのすべてを代表しているんだと思っています。」と語った。』
(コーさんのコメントの意味:ターナープライズという広く宣伝されていて知名度の高い賞に受賞するってことは、自分の作品だけやなくて、自分が関わってる
シーク教徒のコミュニティや多くの人らにとっても大きな意味があって、自分は
代表して声を届けられたと思ってんねんって意味やわ。)
で、この1社ってのが毎年ターナープライズ授賞式の様子を独占生放送してる
BBCやねん。
イスラエル(バックにいるのはアメリカ)にとって都合の悪い政治的なことを
載せへんよう、神経尖らして言論統制してはんのが分かるわ。
コーさんのスピーチの言葉、「アーティストは解放や自由といった表現を創作する
ことがアートギャラリーでは奨励されているのに、それが現実に人生を意味する
ときには、なぜ閉ざされてしまうのか、私は不思議に思います。」って言って
はったのを思い出すわ。
まあでも逆に、「コーさんが批判してはるこの言葉は、私たちBBCのこういう
悪徳代官と越後屋のご都合主義的な卑怯な記事のことなんですよ~」ってめっちゃ
わかりやすい例として世間一般に示してくれたわけやから、BBCもええとこ
あるやん。
じゃあ、最後におまけのお知らせすんね。
おばちゃん実は、ちょっとずつCLIP STUDIOっていう画像編集アプリを
いじっててん。何となく機能が分かってきて、へのへのもへじあたりやったら
描けそうなくらい上達したんよ。
そしたら急に4コマ漫画みたいなアイデアが閃いて、これは
「描いてみなさ~い」って神からのお告げちゃうかってことで描いてみてん。
前に登録だけしてほったらかしてたTwitter(X)があるから、そこにあげてみたわ。
因みにおばちゃんは漫画を描いたこともないし、読まへんほうやねん。
ときどき情報誌とかに載ってる4コマ漫画をチラッとみるくらいで漫画自体には
興味ないねん。でも頭に浮かんだ話が楽しそうやと思ってな、この楽しそうな話を
伝えんには漫画にするしかないって思てん。
おばちゃんの理想のサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)の話で、こんなサ高住
あったら楽しいやろうなっていうのを描いてみたわ。シリーズで続けて行こう
思てるから、Twitter(X)でこれからあげてくね~
https://x.com/mayj0703/status/1871100554510000472
そしたらみんな、メリークリスマスと良い新年を!!
また2025年に会おうな、ほなね~。