たくさんの生徒と接してきて、英語の難しさにやる気をなくしてしまう人が多いことに残念な思いを持っています。ただ、外国語は全て自国語とは違う発想で組み立てられた言葉であり、私自身もたくさんの外国語を勉強してきたわけではないので、英語だけが難しいとは限らないとも思います。


英語は日本語のような助詞がありません。私は花が好きです。のように、主語の直ぐ後に目的語を置くこともできません。英語は助詞がない代わりに、語順を整えることで意味の違いを明確にしています。


また、日本語には現在完了形や過去完了形がありません。日本語と比べて英語は時間の関係には厳しい言葉です。


過去形と現在完了形の違いは微妙で、確かに日本人には難しいところがあります。特にそれを感じるのは、死亡記事を読む時です。日付がある文では過去形、ない文では完了形になっています。完了形は経験や継続だけでなく、最近起こったことが人々に波紋を広げている時にも使うのですね。それは書き手の受け止め方によります。


反面、日本語の難しさは敬語だけでなく、先ほど取り上げた助詞もそうです。「が」と「は」、「には」の使い分け、「に」と「へ」の使い分けは日本語を日常的に話していても難しく感じます。


英語においても、長く学習していても迷うことは多く、特に日本語から的確な英語にしようとすると難しいです。

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お互い専門家ではないので、何でも答えてもらえるとは限りませんが、楽しいです。その反面、日本語を学習している人の質問が難しい時があります。日本語を話す時は無意識にしていることを改めて聞かれると説明しにくい場合があるのですね。


外国語を勉強すると、その国の人の発想がわかってきます。すぐには進歩しなくても、続ければ必ずうまくなれます。特に才能はいりません。私はただ長くやっている分少し慣れているだけです。お互い頑張っていきたいですね。