今回は日本の伝統的な年越し行事と食事を取り上げます。


キリスト教を信仰している国では、一年で一番大切な祝日はクリスマスですが、日本では元日が一番の祝日です。そして、一日は真夜中からなので、大晦日の夜から年越し行事が始まります。多くのお寺では除夜の鐘を煩悩の数に合わせて108回つきます。そしてたくさんの人が夜から初詣に出掛けます。年越し参りと言って、一年の初めを神社で迎えたり、除夜の鐘をお寺で直接聞いたりついたりする人も多いのです。


私もたまたま近所に神社があったので、子供の頃から大晦日だけは夜中にお参りに出掛けて神社で新年になることもありました。たいてい神苑で去年のお札や注連飾りなどを燃やし、火を焚いているので、その炎が神秘的な気分を盛り上げていました。


また、お正月は普段離れて暮らしている家族が集まる家も多く、都会から実家に戻る若者もいます。最近は旅行先やテーマパークで友達とカウントダウンを楽しむ人も増えていますが、伝統的には家族で自宅で寛いで過ごすことが普通です。


大晦日にはお昼や夕食に年越し蕎麦を食べます。細く長いことから縁起の良い食べ物とされ、蕎麦の発音が近いという意味の側(そば)と同じ音であることもかけています。


こんな内容で英語でまとめてみます。

Oh-misoka, literally 'a big last day of the month' is a new year's eve. Many Japanese people visit a shinto shrine to welcome a coming year at midnight. At the same time, most buddhist temples ring their bells 108 times, representing people's worldly sins. Shintoism and Buddhism are technically different religions, but are mixed together in Japan, influencing each other.

Toshikoshi-soba, literally 'year-crossing buckwheat noodles' are traditionally eaten for lunch or for dinner on new year's eve. They represent longevity, and soba buckwheat noodles sound the same as the word meaning 'near' in Japanese.

通訳案内業試験のために勉強したことが説明したい場合に役立ちます。日本では神道と仏教が共存しているのが外国人からは不思議だと思うので少しだけ説明を加えました。