高齢者とスマホ | ゆかりん日記

ゆかりん日記

猫と一緒に
小さな幸せのおすそわけ

旦那ちゃんが出張で何もしなくて良い日に

限って電話が鳴る。しかも滅多に

鳴らない固定電話。


この電話が鳴るのはセールスか

ジジ、ババだけである

※ジジ、ババ=舅姑


電話の相手はじーちゃんでした。


じ「あのよぉ~、Googleアカウントを

教えてくれ!」


私たちに内緒で人に薦められたと言って

ガラゲーからスマホに機種変した83歳


私「じーちゃんのアカウントなんて

知らんよ。

ドコモで紙にアカウントとパスワード

決めて書いたやろ?」


じ「・・・記憶にない」


私「スマホ買った時にスマホの空箱

とか赤い紙袋に入れてもらったんじゃない?

その中に無いか見てみ」


じ「今、出先やから家に戻って電話するわ」


電話なんて要らんねんムキームカムカ

自分で探してなはれムキームカムカ


30分ほどして再び電話が鳴る

居留守をしようかと思ったけど

じーちゃん家は徒歩圏内

きっと歩いて来るに違いないので

渋々電話に出る


私「あった?」


じ「何探すんやった?」


私「赤い紙袋!」


もうGoogleアカウントの紙を探せとは

言わずに赤い紙袋を探せ命令(笑)


電話を切らずに向こうの方で

ゴソゴソガサガサと音だけが聞こえる


じーちゃん!

電話切りなはれーーー!と叫んでも届かず。

重い腰を上げて行きたくもない

じーちゃんの家に向かう。


ガチャ!と勝手口から無言で乱入

ば「あら、いらっしゃい」

ばーちゃんは他人事とテレビを観てる


居間へ行き受話器をおろす。

暫く見ない間に紙ゴミ屋敷

そこらじゅうにチラシやら

なんやらが積み上げてある


先日、義兄が東京から様子を

見に来てたけど

ホテルに泊まると言ったのも

納得の散らかりである。


これは完全にばーちゃんのゴミ

個人情報が~

シュレッダーかけなきゃ~が

積もり積もってできたゴミ


さて、ペラペラ紙1枚を探すのを

ここから私も捜索開始するが

全く見つからず。紙袋も

ガラゲーすら見当たらない


古いガラゲーは?と聞くと

ゴミで捨てたと言う

絶望絶望絶望絶望絶望捨てるな!

ドコモで引き取ってもらえ!


仕方ないのでじーちゃんのスマホで

再設定でもと画面を覗くと

指紋認証設定(笑)

「じーちゃん、指」と差し出してもらい

確認するが

あれもこれもガッチガチにパスワード

そのパスワードなら分かるのかと

じーちゃんに聞くが本人理解不能。


あと少し目を離したら

直ぐに画面が暗くなり再び

「じーちゃん、指」と言わねばならない

プチストレス。

どんなけ短いねん!


ダメ元で最後に最寄りのドコモへ

電話して嫁なんだけど舅のスマホ情報を

教えてもらえるかと尋ねる。

身分証明書も提示するし

本人も連れて行くと

言うが同居じゃないと無理とバッサリ


銀行でも言われたが同居でないと

なんでもバッサリ拒否される。

嫁と同居してる人ってそんなに

信用あるんかいな?


私「じーちゃん、残念ながら

私には無理やわ。ドコモへ行っておいで」


じ「そない難儀な事なんか?

みんなようやってるのに。

あっ!あの人なら俺のやつ知ってるかも」


と、バカな事を言ってました。

「俺のアカウントを知らん?」って

聞いて「知ってるで!」って人が居たら

教えてくれ!


じーちゃん家にはWi-Fiもない。

どんな料金プランで契約してるのかも

みてやりたいがパスワードが分からず無念


ドコモへは紙と鉛筆持って行くんやで!と

アドバイスして帰宅。

その後、ドコモへ行ったのかは知らない。


高齢者の携帯保持は

もしもの時のSOS発信だと私は思う。


それなのに電話発信も良く分からず

着信すらままならないスマホにして

どーする!


ばーちゃんは、まだガラゲー(笑)

こちらは別問題発生中で本人はお悩み中

「3Gが2026年で終了でーす!

そろそろ機種変更お願いしまーす」の

メールがジャンジャン来る


ば「何かが終了って言われて」と

不安なんだと。


この問題には義兄が

「あと2年もある。

2年後、携帯使えるか分からんやろ。

使えそうならまた買えば良い」と

毒を吐く。


2年後、86歳になって新しい電話は

使えるでしょうか?


こちらは人間で言うと80歳


毎日穏やかにお過ごしです

まだまだ長生きするんだよ

眠いんですニャ~

ん?ナデナデは終わりですかニャ?

嫌な予感と殺気を感じる・・

鼻が汚ない!いや違う
鼻の穴が汚ない!

メイちゃん、タオル温めてくるね~

遠慮しますニャーーー!

我が家は今日も平和です