食事はとれないから点滴だし、尿はカテーテルで直接排出してるし、またしてもただの肉の塊

頭の後ろの方の壁に時計があったので、かろうじて時々時計を確認する事ができたのは救いでした。
痛みはというと「帝王切開は後が痛い」と聞いて覚悟が出来ていたせいか、それほど辛くはなかったです。
痛かったは痛かったけど、もっと壮絶な痛みが来るのかと今か今かと待っていたら、そのまま朝になった感じです。
とは言え、その朝までやっぱり長かったですけど

ウトウトしながら痛みに耐えて時計を眺めていましたが、針は淡々とそれなりに進み、きっちり平等に朝が来ました。
朝には随分元気になっていて、看護師さんに「お腹すいた」と言っていたので「体調がよければ朝食からお食事召し上がって頂けるかもしれません」って言われて楽しみにしてたのに、やっぱり朝食は食べさせてもらえませんでした

昨日の手術をしてくれた先生方が様子を見に来てくれたり、夫が荷物を届けてくれたりと、時間が動き始めて、私もだいぶ回復して人間に戻って来ました。
「赤ちゃんにはいつ会えますか?」と聞いてみると「体調次第です。早ければ今日の午後にでも...」とのこと

午前中に一度、NIUCの看護師さんが、D子の写真を持って来てくれました

可愛く撮ってくれていて「呼吸器とれました
」とか「ミルク5cc完食です」とか、様子がわかるコメントをつけてくれていて、元気にしている事がわかり、とっても嬉しかったです。このあとNICUの看護師さん達には本当にお世話になりましたが、皆さんとっても優しく赤ちゃんに接してくれるし、私たちの気持ちもとても理解してくれて素晴らしい看護体制でした。
産科の看護師さんに「この部屋の中くらいは自分で移動できる様になるといいんですけどね」と言われ、そうすればトイレに自分で行けるから尿道カテーテルが取れるのだと言う事、そして自分で起きて歩ければ赤ちゃんに会いに行けるらしい事がわかり、出来るだけ早く起きて動けるようになろうと思いました。
で、この時点で私、起きて歩ける気がしてたので
やってみると案の定、起きられて歩けました。看護師さん「あら
歩けますね」とびっくり。先生に相談して尿道カテーテルを外してもらえました。
お昼には念願のご飯も食べ、この日のうちに栄養補給の点滴も外れました。
そして午後には、車椅子に乗ってNICUまでD子に会いに行く事ができました

小さな小さなD子。軽い割には長さは一丁前で、夫と同じ細長い赤ちゃんでした。
真っ白いタオルにうまってしっかと目を開けていた、この時のD子の姿を思い浮かべると、今でも涙がでます。
ずっとずっと会いたかった私と夫の赤ちゃん。
可愛くて可愛くて抱っこすると暖かくて、産み方なんてどうでもいい、ちゃんと生まれて来てくれて本当に良かったと思いました。
この時ようやく、出産したんだなって実感が湧きました。
おわり